» 2012 » 6月のブログ記事

女子最終予選、世界第4位のチェコとの対戦でした。

やっと日本らしい、いやらしく付きまとうディフェンスが出来て、チェコが嫌がっていたのが良く分かった。

 

ただオフェンスがあと一つ。

日本は3Pが生命線と言ってるけど、3P打つのは決まったフォワードだけ、これじゃ苦しいのでは?

 

昨日のとん太会で、千葉ジェッツのコーチになったトミーとの話しの中で、トライアウトで日本は受験者はガードばかりになる(苦)

でも「3Pが下手すぎる」と言ってた。さらに「今どきのガードはPGでも3Pを決めれないと、マッチアップの相手が他の選手へカバーしに行かれる、マイナスになる。」とも。

それを考えると大神、吉田は技術的には物足らなかった。別に二人をけなすつもりはないです、どちらかと言ふと「好きな選手」の部類に入るくらいです。

特に吉田のことは彼女の父親が京北高でプレーしていた頃から知っているので、なおさらです。

吉田アサミ

その吉田が「吉田らしさ」を失っているのが残念です。

彼女の持ち味のスピード、クイックネスをオフェンスでは発揮してません。

もっとドリブルでディフェンスを切り裂いて欲しい。この大会ではペネトレイトへのファールは厳しいので、それを逆手にとって、ガンガン突っ込む。

縦横無尽のドリブルでディフェンスを混乱させた上で、キックアウトなりショートパスをインサイド陣にするとか。

そして、大神が得意とする「ストップ・(アンド・ポップ)ジャンパー」をやって欲しい。

ストップ・ジャンパーとは、スピード・ドリブルから急ストップして、その場でそのままジャンパーを撃つことです。

このプレーは殆どのディフェンダーは止めることは出来ません。

しかし強い足腰が無いと出来ないため、女子は無理と思っていました。

大神はこれを3年前だったか、WNBAマーキュリーでプレーした時に会得して、その後の国際大会で駆使してました。

このジャンパーは身体能力の高い吉田なら出来ると思うのですが。

 

ついでに書かせてもらうと、全体的に、ドリブルでペネトレイトしても1人抜いた後の「技」が無い。

大きい相手だったら後ろからブロックショット(BL)されてしまうだろうし、次のカバーが来る。

それが当たり前と思ってプレーしないと。

だから抜いた後にリズムを変えてワンステップでシュートするとか、身体を近づけたり、急に止まってファールを取るとか、リング手前からじゃなく、向こう側に回ってのリバース・ショットをするとか、もう一技欲しいですね。

 

更に言へば、大神と吉田も3Pを撃って欲しい。現在のラインナップからすると、3P打てるのはSFの1人or2人だけ。つまり藤原、田中、矢野の内の2人まで。

この大会で、多くの時間を「高田、間宮、大神、吉田+SF」と言ふ布陣で戦ってます、時々高田か間宮が下がってSFが2人に。

これでは相手ディフェンスは3Pを警戒しやすくなると思う。昨日みたいに田中が2連続で決めたら、次は逆ウィングから大神や吉田が撃つとか。

何処からでも、誰でもが3Pを撃って決める力がないと、日本らしさを出せないと思う。

逆に昨日はチェコの方が3Pは良く入った。BoxScoreが出てないので3ゲームトータルしか判りませんが、3Pは日本が15/60(25.0%)に対しチェコは15/46(35.6%)です。

 

そして今日は運動量の多い韓国です。頭を切り替えないと大変、ペネトレイトされてのファールが多くならなければ良いのだが。

 

今日は0時からBS1で生中継です。

昨日以上に応援しましょう。

NY時間28日に行はれたNBAドラフト会議、1位指名権を持つニューオーリンズ・ホーネッツは予想通り、優勝したケンタッキー大(UK)1年生のパワーフォワードのアンソニー・デービスを指名しました。208㎝ 19歳。シュートが上手く、リバウンドも強い。腕の長さを活かしたブロック・ショットが得意。と言って「俺が俺が」のタイプでは無く、チームプレーが出来るタイプ。

大学のスタッツ(全て1ゲーム平均) 14.2得点 10.4リバウンド 1.3アシスト 4.7ブロック FG62.4%

ホーネッツにとってはどのポジションでも良かったので、最高の選択と言はれてます。

 

2位指名権を持つシャーロット・ボブキャッツは予想が一寸外れ、ケンタッキー大スモールフォワードのマイケル・キッド・ギルクライストを指名しました。身体能力が高くゴール下も強く、爆発力もあり、勝負強さも持っているが、ジャンプシュートに安定感を欠くのが残念。

200㎝ 19歳。

大学のスタッツ 11.9得点 7.4リバウンド 1.9アシスト 1.0スティール FG49.1% 3P25.5%

ちなみに同じ大学から同時に1-2位指名を受けるのは初のケース、その上同学年と来てる。

 

3位指名 ワシントン・ウィザーズはフロリダ大ガードのブラッドリー・ディールを選びました。ATRが得意で、長いレンジのジャンパーも得意。パスも上手く身体もNBA向き。勝負強さも持っている。ただシューティングとしては190㎝では少し身長が足らない。今日が19歳の誕生日

話題としては古くなりますが、5月中旬に野球の松井秀喜がレイズとのマイナー契約を結び、3Aのダーラムでプレーしたことが話題になりましたが、私にとってはダーラムと聞いてビックリでした。

と言ふのもこのダーラムってバスケットに関係のある都市なんです。それはあの有名なデューク大学が有るからです。デュークと言へばコーチKことマイク・シャシェフスキーがコーチする大学で、NCAAトーナメント(全米大学選手権大会)で4回も優勝している名門です。

DUKE 椅子デューク大アリーナセンター

 

実は、私はダーラムを含め、ローリー、チャペルヒルの3市のことを勝手に[ゴールデン トライアングル]と名付けてました。

この3市はノースカロライナ州の中部に位置し、ローリー/ダーラム空港を中心にお互いに車で2~30分の位置にあるからです。ローリーにはノースカロライナ州立大、そしてチャペルヒルは有名なースカロライナ大キャンパスが有ります。

これで判った方はかなりなアメリカ通です。前出のNCAAトーナメントで複数回優勝している大学はたった14校しかありませんが、その中に上記の3校が入ってるからです。

それだけじゃ無いんです、1957年以来、実はこの3校で11回も優勝してるのです、凄いと思いませんか?

ノースカロライナ大5回、デューク大4回、ノースカロライナ州立大2回

ゴールデントライアングル

更にスパーズのティム・ダンカンを輩出したウェークフォリスト大(横浜ビー・コルセアーズの#1チェイス・マクファーランドも出身者)も昔はローリー/ダーラム空港の近くに有ったと言はれてます。

 

何故この一地方だけが強いの?

それは、昔ある大学がニューヨークからコーチを呼んできたところ、バスケットの盛んなNYから選手もつれてきて、そのお蔭で急に強くなりました。そのことから、他大学もNYから選手をリクルートして競い合って強くなったと云われています。

 

このダーラムですが、デューク大周辺しか見てなかった私にとって「森ばかりの小さな町」としか思ってませんでしたが、松井の件で、野球場もある大きな町だと初めて知った訳です(汗)

少し遅くなりましたけど、月曜日に行はれたNBAマイアミ・ヒートの12優勝パレードの動画です。

他にも色々とあります。

 

こちらはパレード後にアメリカンエア・アリーナで行はれた式典の模様です。

選手たちはハッチャケてます。

昨晩の女子チームは残念と言ふか完敗と言ふか、、、、

2時半まで起きてたので、まだボケーっとしてます(笑)

 

200㎝近い選手相手に何とか得点する術を間宮と高田は会得したような感じだったけど、日本の生命線と言へる3Pシュートがまるで入らない。

そればかりか、逆にトルコの3Pがバシャばしゃ(涙)

そうだよね、ディフェンスはどうしてもインサイドに気持が行っちゃうから。

その上、リバウンドでボックスアウトが出来てなかった。特にZoneを敷くと、ディフェンスとして成功してタフショットをさせシュートミスさせていながら、その後のボックスアウトが出来なくてリバウンドを獲られ、結果的には得点されてしまった。

Zoneの性格上ボックスアウトは難しいからね。

もう一つ感じたのはFT(フリースロー)が少ない。トルコの16本に対して隼は9本(間宮6本、高田3本)。インサイド陣だけじゃ寂しい。

ガード、フォワード陣がもっとATBすることと、ファールを取る技術を会得して欲しいなー。

 

第二戦は今晩10時45分から きょうもBS1で中継します。今日のプエルトリコ戦に勝たないとロンドンは遠くなります。

 

さて男子は今週末ナショナルチーム(古い人間としては「日本代表」と言ふよりこちらの方が馴染む。日本代表と言ふとサッカーのイメージが強くて)がチャイニーズ台北(台湾)代表チームと親善ゲームを行いますが、そのメンバーが昨日発表されました。

4 名 前 身 長 所 属 年 齢
4 古川 孝敏 190 アイシンシーホース 24
5 ショーン・ヒンクリー 200 リンク栃木ブレックス 21
6 比江島 慎 190 青山学院大学 4年 21
7 石崎 巧 188 BV Chemnitz 99 27
8 太田 敦也 206 浜松・東三河フェニックス 28
9 栗原 貴宏 192 東芝ブレイブサンダース 24
10 竹内 公輔 206 トヨタ自動車アルバルク 27
11 桜井 良太 194 レバンガ北海道 29
12 永吉 佑也 199 青山学院大学 3年 20
13 渡邉 裕規 180 パナソニックトライアンズ 24
14 金丸 晃輔 193 パナソニックトライアンズ 23
15 竹内 譲次 207 日立サンロッカーズ) 27
16 田中 大貴 191 東海大学 3年 20
17 張本 天傑 198 青山学院大学 3年 20
18 橋本 晃佑 203 東海大学 1年 19
19 渡邊 雄太 200 尽誠学園高校 3年 17
20 角野 亮伍 188 藤枝明誠高校 1年 16

◆年齢を見て下さい。29歳の桜井が最年長で、27歳以上はたったの5人しか居ません。

若くなりましたねー。

まあ差し当たっての目標は次の次の、この大学生達が28歳前後となる、もしかすると東京開催かもしれないオリンピックでしょうね。

次のリオデジャネイロは間に合いません。

予選まで7年掛けて国際経験を積ませて欲しいです。

この大学生達は能力ありますからねー、彼らが28歳となると、油が乗ったあたりですね。彼らが走りまくって強烈なディフェンスプレッシャーを与え、竹内ツインズと石崎が35歳になり10分程度のプレータイムで大ベテランブリを発揮して呉れるのではないでしょうか?

 

#20角野は中学時代に神奈川県のブロック選抜交歓大会で見たことが有りますが、その時は別格でした。ただ心配なのは完成された感が強く、大学で伸び代が有るか心配です。

とりあへず、このゲームでは比江島が通用するのか見てみたいですね。

 

そう言へばステーキBuffaloはこの近所だ!!

■大田区総合体育館 開館記念事業 ゼビオチャレンジ バスケットボール男子日本代表戦
日本代表チーム vs チャイニーズ・タイペイ代表チーム

【日 時】2012年7月1日(日) 開場15:00 試合開始16:00

【会 場】大田区総合体育館 (東京都大田区東蒲田1丁目11番1号)
大田区サイト|大田区総合体育館

今日はIH(インターハイ)神奈川県予選最終日。平塚総合体育館。

神奈川県のIH予選は男女ともに4強による決勝リーグ戦を行ひ、2チームがIHへ出場できる。

 

男子は昨日土曜日に桐光と厚木東が2勝0敗でIH出場を決めてます。

女子は金沢総合が2勝してますが、昨日第1戦で勝った旭が破れ、負けた茅ヶ崎北陵と対戦し、1点差で北陵が勝ったため、出場校は最終ゲームまで判りません。

 

女子決勝リーグ 第1ゲーム

◆茅ヶ崎北陵(1勝1敗)vs山北(0勝2敗)

ペネトレイトで始まった山北のオフェンスだったが、その後は北陵の強いディフェンスにインサイドへ攻め込めず外から撃つばかりで、シュートが入らない。

一方北陵は#7、#8の3Pが決まり、20-8と大きくリードして第1Q終了。

第2Qは山北がゾーンを敷いたこともあり攻め倦んだが#7の3Pで得点。

山北は相変わらず外からの攻撃が多く、#8が3Pを決め反撃。

36-20と北陵リードで後半へ。

・後半、立ち上がりから山北はM2Mプレスでディフェンスを強化、#9、#19が3Pを決め反撃開始かと思はれたが3Pが安定せず、追い上げられない。

北陵は#8がボールをコントロールし始めるとチームのシュートも入りだし、追い付かれそうになると自らシュートを決め中々差を詰めさせない。

50-44で最終Qへ。

ボールが廻り始める北陵に対し、疲れの見える山北。北陵は#8ボールコントロールすると共に3Pやペネトレイトと大活躍。

66-56で北陵が勝って2勝1敗としてIH出場に望みを繋いだ。

 

 金総が勝った場合=金総3勝0敗、北陵2勝1敗、旭1勝2敗となり勝敗数で問題なく金総+北陵がIH出場。

旭が勝った場合=ややこしくなる。金総、旭、北陵の3チームが2勝1敗の同率になるからだ。

その場合は3チーム間での勝率が優先されるが3チームとも1勝1敗、となると3チーム間での得失点差が判断基準となる。第1戦は金総61-40北陵、北陵55-54旭だったため、この時点での得失点差は金総+19点、旭-1点、北陵-18点。北陵の点差は決定してます。

旭が勝つと言ふことは旭の点差が0以上になるので北陵を上回り2位以上は決定します。その上38点差以上金総にリードして勝つと、北陵が2位になります。ただし両チームの力関係を見るとそんな点差が付くことは考え辛いため、旭が勝てば金総+旭が出場。

ゲーム前、北陵・岡崎コーチは「冷静に見れない!」と言ってた(笑)

◆女子決勝リーグ 第2ゲーム
県立金沢総合高(2勝0敗)vs県立旭高(1勝1敗)
金総センター星澤は怪我でベンチから外れているため、インサイドが苦しい。それでもインサイドを攻める金総。一方上級生のガードの能力が高い旭。

金総#7稲井は関東大会予選で旭#4上田にやられているため、今日は絶対に抑えると言っているらしい。
立ち上がり好調で8-0とリードする金総。周りの関係者に言はせると星澤が居ないから、逆にボールが良く廻る、とか。
旭は#4の3Pで得点し、18-11と差を詰めて第1Q終了。

今日の金総は外のシュートが入らず攻められない。インサイドへ持ち込んでもシュートは入らなく苦しい展開。
旭も攻撃は1on1のみなので金総はカバーが早く、突破できず苦しい。

4分 27-20と金総リードの時の旭はCTOを取りZONEに替える。しかしこれに対して周りの関係者からブーイング。金総は攻め倦んでいるのに、何故ディフェンスを替えるのか?ゾーンに」すると金総#7のパスが廻りやすくなる等々。
案の定、金総は直ぐシュートを決め、その後もシュートが入り金総は息を吹き返し、32-20と差を広げると堪らず旭は再度CTOを要求したのは前のCTOから137秒しか経ってない。

金総は主力の稲井のシュートがまるで入らない。その間、旭は#7のシュートでどうにか付いていっている。
後半、旭が下級生を多用するのに対し金総は上級生中心のメンバー。やはりIH予選は3年生最後のゲームとあって、気合の入り方が違うし、良いプレーも出るしディフェンスも良い。

金総は内外共にシュートが入らないものの、旭が決めた後は決めてくるが、駄目を押せないもどかしさがある。

73-48で金総が勝ち、茅ヶ崎北陵と共にIH出場を決めた。

金総はセンター星澤はIHまで間に合いそうもないため「センター陣の強化が第一課題」と金総の清水新コーチはゲーム後語ってくれましたが「#7稲井が関東大会以降自覚して良くなって来た。」とも言ってます。

既にご存知の方が多いと思いますが、NBAファイナルスはマイアミ・ヒートが今日121-106でオクラホマシティー・サンダーを下し4勝1敗として2012NBAチャンピオンに輝きました。

ファイナルスMVPはヒートのレブロン・ジェームスが選ばれました。

このシリーズはヒートのディフェンスの勝利と言ってよいでしょう。

サンダーのケビン・デュラントに対するWチーム、時にはトリプル・チームが効いてました。

デュラントだけじゃなく、ウエストブルックやハーデンのペネトレイトへ対しても、しっかりとカバーしてましたよね。ハーデンはチャージングが多かったし、ウエストブルックはドリブルを再三チェックされてたし。

確かにデュラントはゲームハイの32得点してますが、それに続く選手はラッセル・ウエストブルックとジェームス・ハーデンの19得点得点です。

ヒートを比較すると、レブロン26得点、ボッシュ24得点、ウェード20得点とBig3が平均して点を取ってます。

 

デュラントに話を戻すと、彼はこのゲーム⑤でたったの3回しかATB(Attack The Basket、リングに攻め込むこと)をしてません。

ゲーム①、②では倍の6回ずつアタックしてたのに。

ヒートのデュラントに対するディフェンスがアジャストしてきたと言へます。

一方優勝したヒートのレブロンはどうだったのでしょうか?

レブロンは19回シュートを撃ってますが、その内12回もATBをしています。それを含めペイント内でのシュートは15回を数えます。

実に良い攻め方だと思いますね。

クリス・ボッシュはFGを14回撃ってますが、ペイント内でのシュートは半分の7本となっています。そしてドウェイン・ウェードは12回のシュート中4回ATBしています。

 

両チームのATBやペイント内でのFG数は、実はサンダー33、ヒート25でサンダーの方が多いんですね。

このゲームは実は3Pの確率で勝負が決まりました。

それじゃ話が違う、って言はれそうですね(笑)

確かに。

でももっとよく見ると、レブロンはATBしてからキックアウト(外へパス出しすること)が多いのです。

良く言はれることですが、ゴール近辺から来たパスはシュートが入り易い!!

外でボールを待っていたのがマイク・ミラー。

8本撃って7本決めて23得点の荒稼ぎ、ミラーの本領発揮と言ふところです!!(こんな3Pシューターが相手に居たら小さく守れないね。)

だからレブロンは13アシストもしているのです。

 

ちなみにレブロンは26得点、11リバウンド、13アシストのトリプル・ダブルで、5ゲームトータルはデュラントに10点及ばないものの、143得点(Avg. 28.6点)でファイナルスMVPとなりました。

 

今回は経験を積み,強い意志で臨んだヒートは褒められるべき内容でしたね。

 

一方で敗れたとは言へ、毎ゲーム追い上げる展開をしたサンダーの来シーズンは明るいのもが見えてきましたね。ウエストブルックもハーデンも良い勉強をしました。

多分来シーズンも同じカードでファイナルスを争いそうですが、次回はヒートもウカウカ出来ませんね。

 

今回は数字からゲーム⑤を見てみました。

90-90と同点の第4Q残り5分49秒、左ウィングからペネトレイトしたレブロン・ジェームスは自分の脚に引っかかって倒れたときに右脚を打撲して一旦引っ込んだモノの、4分には出てきたけど、残り44秒101-96と5点リードの時に痛みに耐えかねてベンチに下がった。

幸い骨や関節には異常がなく、筋肉の痛みだけだったようで、回復は早く、翌日のチーム練習には参加していた、とのこと。

日本時間土曜日のゲーム⑤の出場には問題なさそうです。

 

このシリーズ、ゲーム②は敗れたものの、前半リードされたサンダーがあと一歩のところまで追い上げて、サンダーらしさをだした。

ゲーム③はずーっと競った展開で、終盤にサンダーがリードしたものの最終Qにヒートが逆転して、ダウン・ザ・ストレッチではサンダーが若さを暴露してターンノーバーを連発して逆転できなかった。。

 

心配なのはデュラントのシュート。クラッチシューターで有名なデュラントがゲーム②で残り9秒、同点にするべきショートコーナーでのジャンパーを外している。これはレブロンのディフェンスが上手(ずるい(笑))だった気がする、判らないようにデュラントを抑えているので、シュートが短かったはず。

ゲーム③では土壇場でセホローシャとウエストブルックの間で意思の疎通を欠いてのパスミスで、デュラントの手にボールが廻って来なかった。

そしてゲーム④、残り13秒で、2点差に詰めるべく3Pをミスしてる。このプレーはまだ見てないので、何とも言へないが、大事なところでのシュートミスは心配だ!

ヒートのディフェンスが良くて、デュラントへボールが上手くつながらなくてフラストレーションが溜まり、早打ちになってしまったのか?

スパーズ戦と違い、相手は疲れないので計算が狂ったのか?

いずれにしても、このままズルズルと負けてしまうとは考えられないが、マイアミでの最終戦に勝てば、NBAチーム内で最もウルサイと言はれるチェサピーク・アリーナに戻れるの、是が非でも勝たなくてはいけない。

bjリーグ ドラフト会議 2012は東京都浜松町 アジュール竹芝 14F天平で14時45分より行はれました。

新人ドラフトに先立って新規チームによる「エキスパンション・ドラフト」が行はれ、東京は伊藤拓郎(宮崎) 高田 絋久(大阪)、加藤 信(富山)を、群馬は友利 健哉(浜松)、堤 啓士朗(高松)の指名権を獲得した。

 

今回からドラフトの方法が変わり、一巡目はプロ野球形式の指名制にした。この結果指名が重複した場合は、プロ野球と同様のやり方で抽選になります。

これで片岡 大晴や宮永等数人が複数指名となり、抽選が行はれました。

気になるのはトルネード戦士のマサこと片岡 大晴です。京都が指名権を獲得しました。

bjドラフト12片岡

bjドラフト12出席選手記念写真

もう一人気になるのがDaiki。

最終トライアウトの12人まで残ったので期待してましたが、何処も指名せず!

日本じゃ無名だからね。

トミーに言はせると、トライアウトの最後のスクリメージで張り切り過ぎてターンノーバーが多かったとか。

PGでミスが多いと、少し問題はあるね。ただ彼に言はせると、最後に選ばれるとは思ったなかったんでへばってました(笑)

 

まあこれでbjリーグ入りの道を絶たれた訳じゃなく、これから各チームのトライアウトへ出て見てもらい、契約する方法が残ってます。

そう言ふことで、福岡の社長の奥野(BSでNBAの解説をやっている。私と同い年。学生時代からの付き合い)や岩手の井口君、東京の社長や青木くん、信州の石橋君等々へ顔見世がてら挨拶へ、勿論ビーコルの廣田社長や小川GMへはドラフト終了後真っ先に挨拶に行きました(笑)

NBAではプレーオフではシーズンでの勝率の高いチームに、緒戦がホームゲームになることと、ホームゲームが1ゲーム多くなるようになってます(7戦まで行ったときのみですが)。

これはホームチームが有利になる、と言ふ前提があってこそのルールです。

 

シーズン中ではあまり感じられないかもしれませんが、プレーオフになると、俄然ホームチームが有利になります。

理由その1―観客の熱気が凄く、後押しが半端じゃない。声援は大きな武器です。横浜ビー・コルセアーズもこれで大助かりでした。

理由その2―リングやコート、床を熟知しているから、シュートも入り易い。

理由その3―リラックスできる。アウェーだとホテル暮らしになって窮屈だったり、リラックス出来なかったりしますが、ホームは正に自宅から通えることが多いので、家族、特に奥さんや子供と一緒なのでリラックス出来て疲れも取れます。

等々が挙げられます。昔はレフの笛もちょっとホームチーム寄りだったのですが、最近はメディアやネットの普及でそれは少なくなりました(笑)。

ただ大声援を受けるとどうしても大声援寄りの笛になってしまうそうです(笑)

 

プレーオフとファイナルではフォーマットが一寸違います。(Hはホーム、Aはアウェー)

プレーオフでは H-H-A-A-H-A-H

ファイナルでは H-H-A-A-A-H-H

いずれにしても勝率の高いチームが有利になりますが、それがあるからシーズン終盤での消化ゲームが少なくなるのです。

 

さて理由その1で書いたブースター(観客)の盛り上がりは半端じゃないですよ。

大体NBAのゲームって、第1Qはウォーミングアップ的要素があると言はれ、観客もまばらじゃないですか。シーズン中のゲームを録画していたら見て下さい。Tip Offの時のベンチ後ろの席です、殆ど座ってないでしょう。

当初はNBA人気が下火になったのかと心配していたら、第1Qを終わってみると、席は殆ど埋まっているんですよね

ゲームが2時間半ほどと長めですから、初めから行かなくても、と言ふムードはあるようで、早く来ても売店で飲み物や食べ物を買っていて遅れるようです。

それとアメリカならではのもう一つの理由は、駐車場の関係です。

殆どの人が車で来るため、駐車場に入れるまでが混雑するようで(その時間はアリーナに入っているのでまだ見たこと有りません)、会場へ来ても椅子に座る迄に時間が掛かるようです。

 

ところがところが、ファイナルスになると、ブースターだけじゃなく観客も早くから来場して,全員が立ち上がって気勢を上げてます。これじゃ盛り上がる筈です。

 

話は1993年と古くなるけど、BULLS vs SUNSのファイナルではゲーム前からの盛り上がりはシーズン中とは大きく違っていました。

ゲーム①②とアウェーのフィーニックスで2連勝してゲーム③はシカゴへ戻ってきたブルズ。アウェーでの2連勝は大きく有利になります。

ここから3連戦はシカゴで行はれるため、ブルズ・ブースターは4連勝で「スイープだ!」と大盛り上がりでした。だから多くのブースターは「ほうき」を持って来てTip Off前から大騒ぎでした。

「スイープ(SWEEP)」とはNBA用語では全勝で勝ち抜けることを指しますが、元の意味は「一掃する」こと、つまりほうきで掃いちゃえ!!ってことです。

 

今年の特徴として、オクラホマシティーもマイアミも観客全員にTシャツを配布していて、場内全員が同じ(色の)Tシャツを着てますね。これでより一層盛り上がること間違いありません。

そんなこともプレーオフを見る楽しみなのかもしれません。

ウィザーズ POタオル

↑これは05年にウィザーズがプレーオフに進出した時にアリーナで配られていたハンドタオル。これをクルクル廻します。

↓同じデザインのTシャツも配られられてました。

05ウィザーズTシャツ

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