昨日の片付けで出てきたものその2?
部屋を片付けていて、こんなものが出てきました。B3サイズ両面4色プリント(今時こんなこと言わないか(笑))
日本最初のユニフォームのオーダー・カタログです。現在はバスケット各社で行っているシステムです。
多分スポーツでも最初だと思います。
と言ふのもチーム・ユニフォームを「一般チーム」がオーダー・デザインで注文すると言ふ習慣は日本スポーツ界には無かったですからね、バスケットのごく一部のメーカーだけでした。
このカタログはいつ作ったのかは定かでは有りません、しかしその後に製作した筈のA4サイズのブックレットには1978年7月と記述が有りましたので、1977年以前の作と思はれます。
これは画期的です。カラーで大々的に印刷されてますからね、現代ならカラー印刷は当たり前ですが、当時は高価でしたからね。
タイトルの「CAGER’S WARDROBE」とは「バスケット選手の衣裳部屋」と言ふ意味で、勿論私が考えたものです。
これは全て私がプロデューサーとなって堺で作り」ました。
それにしてもデザインが少ないね(笑)
シャツのデザインなんて襟ぐり脇繰りのアレンジだけですよ、パンツは9デザイン、今見たら大笑い(笑)
裏面は女子ですが、今の若い人が見たらビックリですね、襟付きで半袖ですよ、シャツの裾は外に出してるし!!
現在無いパターンなのがラインテープです。太さやカラーリングを豊富に揃えてまして、オリジナリティーを出し、オプションはこれだけ、と言ふ感じでした。
シャツの胸に入れるチームロゴは7パターンですね、今とは比べ物になりません、フォントもブロック体だけですしね。
この写真では判り辛いでしょうが、シャツとパンツの生地が違うことです。
シャツは木綿のメリヤス(今で言へばニット)で、パンツは表ポリエステル裏木綿のニットです。
今思うと、このパンツの生地は重くて硬かった(笑)
それにしても1977年以前と言ふことは30数年前のことです。我ながら凄いなー(笑)
これを受けて、アシックスが「オーダーコンポ」のシステムを作り出したのはかなり後のことです。
そうそうこのときのモデルは撮影スタジオで始めて会ったのですが、女子は可愛い子でしたが、男子は一寸残念(笑)
と言ふのも、打ち合わせの段階では黒人のハーフと言ふことだったのでOKを出した筈だったんですが、来たモデルがちょっと微妙な国籍(笑)
当時は黒人モデルはそれほど居なかったんですよね。
昔の話でした。
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