今日は千駄ヶ谷の東京体育館にウィンターカップの取材に来てます。
■神奈川県立金沢総合高vs福岡大若葉高
◆スターティングラインナップ
金総:#4稲井、#5酒井、#6岡村、#7宮澤、#8河瀬
若葉:#4藤、#5松本、#7成林、#9黒木、#14西村
◆岡村のジャンパーで先制した金総。対して若葉はパス廻しから外のシュートで応戦し、6分には若葉が11-8とリードする。
若葉はP/R(ピック&ロール)で攻め、守っては金総のエース宮澤のインサイドを警戒してパスを通させない。
しかし5分、早々に若葉のセンター松本が宮澤へ2個目のファールを犯し苦しい展開に。
さらに金総はP/Rに対応出来るようになると若葉の得点が止まったため、4分57秒11-10のとき、リードしている若葉がCTO。
ATOで若葉はZoneに代える物のパスミスを連発して、それを金総が速攻し、更にインサイドを攻め込み3分弱で21-12とアット言ふ間に逆転からリードを広げ、28-16と金総がリードして第1を終了しました。
第2Q、7分32-18と金総リードのとき金総・宮澤にマッチアップしている若葉・松本が3F。動きのある宮澤を押さえるのは難しい。
更にインサイドを攻める金総に対し、若葉は攻撃できない。
とは言へ金総の外のシュートが入らない。
終盤やっとインサイドで得点でき54-30でハーフタイムを迎えました。
後ろでやってるのが明星学園vs小林、昔の人に嬉しいカード。明星ベンチでは相変わらず椎名さんが怒鳴っている。私の一つ下だけど若いねー(笑)
小林には往年の名選手・竹山(現姓永田)とよ子が母校のベンチに入っていた。懐かしいねー。話掛けようとしたけど金総の星澤さんのインタビューを聞いていたら見失ってしまった。
後半になって若葉は松本が2-3mのシュートを決めだした、タッチが柔らかく、入りそうなシュートだ。
その間も金総はインサイドを攻め加点するものの、宮澤が今一つ物足りない。
と言ふのもマッチアップされてる松本は3Fなのに逃げたシュートばかりしていてファールを取ろうとしてないからだ。
1分50秒70-39の時4個目のファールをしたものの、結局最後までプレーしていた。
第3Q は72-39で終了。
メンバーを下げるかと思はれた金総だったが、立ち上がりの様子を見たいようで、そのまま宮澤を起用。
しかし若葉がプレスに来たものの、大して強いわけじゃなかったので、30秒間プレーさせた後にベンチへ。
その後も金総はベンチメンバーを起用。
91-55で金総が勝ちました。
◆金総・星澤コーチ、インタビュー
宮澤が足首を痛め4日ほど練習してない。(私たちは黙っていたのに、言っちゃった(笑))
大会前に大学生と練習ゲームをして勝っているので選手も父兄もその気になってしまったが、相手はインカレでエイトにも入れなかったチーム。
このチームは能力あるけど頑張りが足らない、今まで能力の無いチームを30年以上コーチしてきているので、こんなチームには勝って欲しくない、と言ふ気持ちもある。
今日は若葉の#5とウチの宮澤のマッチアップで宮澤が上回っていてた。相手の得意とするプレーだったので、そこを潰されたから攻められなくなった。
多くのチームはこのWCを目標にしてチーム作りして居るから、優勝するためにはフライング気味にインターハイに照準を合わせてチーム作りして優勝しました。
この大会のターニングポイントは明後日の桜花学園戦。アジアで優勝したU-16の主力メンバーが多いので自信をつけて帰ってきている筈だから。
■大阪薫英女学院vs相模女子大
◆スターティングラインナップ
薫英:#4岡、#5北村、#6大城、#7今仲、#8中川
相模女:#4伊藤、#5高木、#6小山、#7池島さゆり、#8池島しおり
センターで6cm差があるばかりじゃなく、全
ポジションでミスマッチの相模女はいつものように上から当たる。
薫英は初戦のためかシュートが入らない。
2分半を経過しても相模女3-2薫英とロースコアのため薫英・長渡コーチは全取替え。それでより大型になった薫英。
相模女はディフェンスは頑張って効果を出しては居るモノの高さの前にインサイドどころかアウトサイドのシュートも出来ず苦しい展開に。
相模女唯一の得点源の#5高木もマッチアップする畑中との身長差は9cm。
止まった状態ではブロックされてしまうためドリブルで動きを作っての攻撃にシフトすると得点できるようになった。
ここで外からのシュートが欲しいところだが簡単に撃てない。
一方の薫英も相変わらずシュートが入らず、薫英18-11相模女で第1Qを終了。
第2Qに入っても相変わらずシュートが入らなかった薫英も#11ヴィーヨが連続で外からシュートを決め26-13と引き離す。
相模女はインサイドへボールを集めようとするが上から通そうとして、大きな薫英ディフェンスにカットされ速攻に持ち込まれる。この辺りは策が無かった。
折角薫英のシュートが入らないのだから詰めておきたいところだが、高木以外得点できない。
薫英44-27相模女で前半終了。
後半になっても薫英の攻撃はパスミスやキャッチミスが多くピリッとしない。
4分59-34で薫英が相変わらずのリード。
終了間際になりやっと相模女のシュートが入りだし72-41とチョット差をつめて第3Q終了。
最終Q、中盤から高木にボールが入りだし、伊藤のリードも良くなり、小山のシュートも入りだし、やっと相模女らしさがでて53-76と追い上げたものの、ココが限度だった。
その後はT.O.やシュートミスが続き10-0のランを許し86-53とされたところで集中力が切れてしまった。
薫英94-55相模女で薫英が3回戦へ進出した。
高木32点 11リバウンド
◆相模女・久保コーチ
ウチも持ち味のオールコートのディフェンスをやりきる体力が無かった。もっと修正すればきっと通用すると思う。
ただオールコートだけじゃこのような大会では通用しないことが判った、ハーフコートでの練習を積まなくてはいけない。
12月に入って2-2や3-3をやりだし進化した。ただそのために得意としてきたハイローが機能しなくなってしまったと言ふことがあります。
自分達のものにするにはもう少し時間が欲しかった。
PGの伊藤はズーっとゲームメイクでやってきたが、この大会では「考えすぎるな」と言った。
同じ神奈川県の金総には優勝して欲しいと思っている。我々が頑張って練習相手になるようなチームを作って行かなくてはならない。
そうすれば神奈川県全体のレベルアップになると思うので。
◆その他の結果
東海大第三70-50市立前橋
県立西原84-76県立津幡
東京成徳大83-68県立四日市商
誠英93-52県立郡山商
明星学園86-54小林
聖カタリナ女89-66富士学苑
聖和学園100-66県立岡豊
札幌山の手92-62新潟中央
昭和学院84-69倉吉北
佐賀清和55-53和歌山親愛女短大附
岐阜女87-51中津北
桜花学園100-72山岡学園
山形市立商86-67常葉学園
市立長崎商65-54奈良文化
■男子
京北vs札幌日大
実力的には京北が上だけど、日大がスピーディーでよく動くバスケットを展開、外からのシュートを多用した。
一方京北はスーパスター田渡のシュートがリングに嫌われ得点が伸びず、前半を43-34と日大が圧倒した。
しかし後半立ち上がりから京北がゾーンを敷くと、日大は良い攻め方をすすモノの、シュートがリングに嫌われ得点できない。
京北はリバウンドからの速攻で得点し、5分に#5池田の3Pで48-47と逆転。更に前半入らなかった3Pも入るようになり、ミスしてもオフェンス・リバウンドをものにして65-51とリードを広げて第3Qを終了。
第3Qだけを見ると31-8と京北が圧倒した。
最終Qに入っても京北は中外上手く使い分け72-54としたところで田渡をベンチへ下げると、ココから日大の反撃が始まった。
5分76-65と詰められたところで田渡をコートへ。
そうなると強い京北(笑)
2分に85-68と離し、最後はベンチメンバーで。
91-70で京北の勝利。
◆その他
能代工業ははじめリードされたものの第2Qでひっくり返して88-65で西武学園文理に勝利。
東海大第三は危なげなく山梨県立市川に85-54で勝ちました。
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