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前回はファッション・オブ・ファイブ(FOF)についてもちょっと中途半端でしたね。

こんな原稿も書いてました。Vol.7,No.11(1973年)にはハーフスリーブのゲーム用ウォームアップについてです。
大分イラストが上手くなりました(笑)


いかにもバスケ的なデザインですよね、

私はこの「バスケらしさ」を大切にしてましたし、それを日本のCager(バスケする人)に知って欲しくて書いていました。

このデザインで言ふと、裾は絞らずストンとして、襟はニット(編み物)ではなくジャケットと共生地で開襟シャツ風のバイロン・カラーで、ラインが襟、袖先、裾周りに入ります。これでバスケらしくなるって訳です。

と言ふことを書いてました!!

 

誌上でのファッションの話はここで一区切りつけます。

 

再開第1号で書いたアメリカのバスケについて少し書きましょう。

私がアメリカ全体のバスケ話の連載コラムを持ったのはVol.2、No.1(1967年3月号)からと書きました。そこではカレッジ全般について書いてました。

例えば仕組みとして、全米を8Districtに分け、その中に6個ほどのConference(地区別リーグみたいなもの)がある。

全米大学チャンピオンを決めるNCAAトーナメントへはDistrictではなく全米を4Regionに分けてその中でConferenceの勝者同士がトーナメント戦でチャンピオンを決める、と書いてます。

半世紀前にしては良く書いたものです(笑)

← 多分日本で現存する最古のバスケ専門マガジン。

沢山勉強させてもらいました。

 

なお当時の伝統大学はデューク、カンザス、ケンタッキー、ミシガン、サンフランシスコ、UCLAで67年はルー・アルシンダーが居るからUCLAが優勝するだろう、と書いてます。←正解です!!

身長のことも書いてます。この年の学生Top200人の内、2mを越す選手が50人程で、セブンフッター(213㎝以上)は6人程と書いてます。
現在なら逆に2mを越さないのが50人程、でしょうね。

アメリカでも身長は年々伸びているのですね。

面白いのは、Conferenceの紹介で「IVYリーグ」を紹介してます(笑)
当時はアイビー・ファッション全盛と言ふことがあり、更に数年前にビル・ブラッドレーが居るプリンストン大がファイナル4で3位になった、と言ふことがあったのでしょうね。こんな弱いカンファレンスを引き合いに出して、、、(^^;

 

それを受けて次号Vol.2No.2ではNBAについてカレッジより3ページも多い7ページにわたって書いてます。何しろNBA人気はカレッジ人気に負けているとは知らなかったものですから(^^;

当時は未だ10チームしかなく、東西2DIVISIONSで下記のように分けられていました。

Eastern

ボストン・セルティックス、NYニッカーボッカーズ(ニックス)、シンシナティ―・ロイヤルズ(現サクラメント)、フィラデルフィア76ers、バルチモア・ブレッツ(現ワシントン・ウィザーズ)

Western

LAレイカーズ、サンフランシスコ・ウォリアーズ(現ゴールデン・ステイト)、デトロイト・ピストンズ、シカゴ・ブルズ

そして各Division上位3チームによるトーナメントの勝者どうしてNBAチャンピオンを決めると書かれてます。

昨シーズンはファイナルではセルティックスとレイカーズの対戦となり、3勝3敗で最終戦を迎え95-93の1ゴール差でセルティックスが勝ちチャンピオンになったと書いてます。

当時はシカゴもデトロイトもWesternだったのですね!

なを当時の個人シーズン最高FG%(当時スリーポイントは有りません!)はウィルト・チェンバレンの55.0%で、1ゲーム個人最高得点は同じくチェンバレンの62点と書いてあります、なんで100得点のことを書いてなかったんでしょうね??
まさか私がチェンバレンのことを嫌っていた(笑)から書かなかったのか、まだ調べていなかったのか? 不思議ですね!! (笑)

アメリカのことはその後も連載を続け、その後サンフランシスコ・クロニクル紙(https://www.sfchronicle.com/)の日本特派員になったマイケル・バーガーさんに引き継ぎ、その後は共同通信社の竹市さん、最後は帰国子女の西尾昭彦さんとなりました。他にも日刊スポーツの工藤さんも書いていたことがありましたね。

左の写真 初めて表紙のイラストを描いた時のものです。

 

1973年頃からは産経新聞の記者だった方が編集長になり月刊バスケも創刊され、多くの記者が書いており、NBAを始めとするアメリカの情報も入手しやすくなってきましたね。

そうなれば 私の役目はほぼ終了です!!

マーチマドネスも佳境に入ってきました。

とか言ひながら、最近殆どNCAAを話題にしてませんでした(汗)

日本の夏が高校野球の「甲子園」が話題の中心になるように、アメリカの3月は「マーチマドネス(3月の狂気)」と言はれる全米大学選手権大会(NCAAトーナメント)が話題の中心です。

64校が参加してのこの大会はベスト16に入ると「スイート・シックスティーン」、ベスト8は「エリート・エイト」、4強は「ファイナル・フォー」と言ふ呼び名が付いてます。

そしてアメリカ時間の22日(日)が各地で行はれスイート・シックスティーンが決まりました。各チームの分析は何処か他でやってると思うので、ここではパス(笑)

 スイート16のチーム動画はここで見れます

OB、特に古いOBを中心に16校を紹介します。

 

・ミシガン・ステート大/マジックが居た大学です。

・ウィチタ・ステート大/ビーコルのカール・ホールの母校

・ゴンザガ大/ストックトンの出身校

・ウエスト・バージニア大/NBAロゴで有名なジェリー・ウエストの出身校

・デューク大/コーチKの居る名門大、多くの選手を排出してる、カイリー・アービング、レイトナー、JJレディック、エルトン・ブランド

・オクラホマ大/ブレイク・グリフィン

・ウィスコンシン大/

・ルイビル大/出てこない(汗)13年優勝! ラリー・ブラウンがコーチ

・UCLA/有名選手が多すぎて、最近ではスラムダンクコンテスト優勝のザック・ラビーン、古くはルー・アルシンダー、ビル・ウォルトン。優勝回数が最多の11回?

 

・アリゾナ大/マイク・ビビーとレジー・ゲーリーしか思い出せない。

・ノース・カロライナ・ステート大(NCステート)/鳥人と言はれた、トンプソン?

・ノース・カロライナ大(UNC)/マイケル・ジョーダン、ビンス・カーター他にも多数

・ケンタッキー大/ここも多すぎる、サム・ブーウィー、パット・ライリー、レイジョン・ロンド、テイション・プリンス、ドウェイン・ケーシー。優勝8回。 アンソニー・デイビスを忘れてた(汗)

・ゼイビア大/ジョーダン・クロフォード

・ユタ大/三坂 亙(Wat Misaka)日本人(有色人種)初のNBA選手

・ノートルデイム大/ビル・レインビア

 

今年最有力チームのケンタッキー大は80年台に何度か取材していて思い入れが有ります。そのUKが今シーズン無敗で来てるので楽しみです。

UKロッカールーム#2 DUKE 椅子 UNCスミスセンター中

ルイビル大もゲームの取材に行きました、田舎なんで驚きましたが(笑)

UCLAは最初に見た(取材した)ファイナル4の優勝チームで、ビル・ウォルトンに引きつけられました。

UNCはディーン・スミス氏に直接インタビューしたので大ファンです。

 

デューク大+UCステート大+UNCは同じ地区で同じ飛行場を利用する大学でお互いに車で20~30分の圏内に有って、この3校でナショナル・チャンピオンを多分11回取っている凄い地区。

私はここを大学バスケットの「ゴールデン・トライアングル」と呼んでます。

 

さあ今年は何処が優勝するのでしょうか?

本命が勝つとは限らないのがこの「マーチマドネス」です!

 

なお渡邉雄太君が活躍していたジョージ・ワシントン大は残念ながらあと一歩及ばずこのトーナメントには出られなかったものの、NIT(National InvitationTournament)大会に出場し2回戦進出を果たしました。

 

アメリカの大学バスケット界の巨匠、元ノースカロライナ大のディーン・スミス・コーチが83歳でお亡くなりになりました。

大学での勝利数、優勝回数だけで言へばTopコーチでは有りませんが、コーチとして元UCLAのジョン・ウッドゥン氏と並び称される偉大なコーチです。

いやコーチと言ふより人物と言ったほうが良いでしょう。

ディーンスミスと記念撮影

<写真 左から私、スミス氏 ナハーズ氏 通訳伊藤さん>

皆さんご存知のマイケル・ジョーダンを育て、ジョーダンはコーチ以上の思いを抱いている人で、何かにつけ母校を訪れスミス氏と会っていたようで、スミス氏もジョーダンを可愛がっていたようです。

UNC(ノースカロライナ大)を名門大にしたばかりではなく、多くの優秀なバスケット選手と優秀な学生を育てました。

彼とは東芝の関係でインタビューさせてもらったことが有ります。当時東芝はUNCのアシスタント・コーチのデーブ・ハナーズ氏が毎夏キャンプのコーチに来ていた関係で、吉田さん(現筑波大監督)からハナーズ氏を紹介してもらいそこからスミス氏のインタビューが実現しました。通訳の伊藤さんはUNCの学生で、その後音信不通になりましたが、現在は慶應で英語の先生をしてるとか聞いたことが有りますが、不明です。

スミス氏は忙しい方で、約束の時間がずれてしまいましたが、いざインタビューとなったら、約束の時間より長く答えていただいた記憶があります。

質問の中で、特に記憶に残っているのは「リクルート(選手勧誘)する時の基本的考えは?」と言ふ質問に

「大学を卒業出来る選手を選ぶ。」

当時はNBAへアーリーエントリーする選手は少なく、「途中でNBAへ行かず大学へ残ってくれ」と言ふことでは無く、学業もシッカリやって卒業すること、と言ふことです。

他の強豪校ではバスケットの成績が第一と言ふ大学やコーチがいましたからね。

そして彼の自慢は「NBAへ一番多くの選手を送り込んでいる。」ことでは無く 「卒業後に大学院へ行く選手が多い。」でした。

現在はそれほど使われてないようですが、有名な攻撃法(?)に「フォーコーナー」と言ふのが有ります。

昔学生にはショットクロックが無く、攻撃時間を長くしたり、ストーリングのため、スティールされないように、又は簡単にファールゲームされないようにするため、ハーフコートの4つ角の選手を配置して、ドリブルとパスの上手いガードが逃げ回れるようにしたフォーメイションですが、彼が作り出しました。

あまりにも有名で、キャンパスのあるチャペルヒルの街に「FOUR CORNERS」と言ふレストランがあります(笑)

下はメニューの表紙。記念に貰って来ました。

4Cornerメニュー

逸話は多すぎて、取り合へずここまで。

NCAAトーナメント Sweet16入りをかけての戦いが続いてますが、マイ・フェーヴァリット・チームのUNC(ノースカロライナ大)がアイオワ・ステート大に負けてしまった。

UNCバンド

後半途中まで勝っていたのに、アイオワ・ステートは3本の3P、そして残り1秒のペネトレイトで逆転。

残念ながら32止まりでしたが、アイオワ・ステートはランキング9位でUNCは18位、順当な結果と言へば、その通りなんだけど、波乱が起きやすいMarchMadnessだから、Upsetして欲しかった(涙)

 

Upsetと言へば1位のウィチタ・ステート大が25位のUK(ケンタッキー大)に76-78で敗れてしまいました。

UKトレーナールーム壁

ウィチタ・ステートは前評判は高くなく、ランキング1位ながら、ミッドウエスト・リージョンのトップシードとは言へ、全体の第2シードでしたからね。

 

いよいよNCAAトーナメントが始まりました。

NCAAトーナメントなんて書くようじゃ素人ですね(笑)

March Madnessって書かなくちゃね(笑)

組み合わせはhttp://www.ncaa.com/interactive-bracket/basketball-men/d1

14NCAA組み合わせ

全体の#1シードはフロリダ大、#2はウィチタ・ステート大、以下ヴァージニア大、アリゾナ大の順となってます。

トーナメント直前のPoll(投票による順位)では#1フロリダ大、#2ウィチタ・ステート大、#3ヴァージニア大、#4ルイヴィル大、#5アリゾナ大、#6ヴィラノヴァ大、#7デューク大、#8ミシガン大、#9アイオワ・ステート大、#10カンザス大、、、

 

トーナメントは東西南北の4つのブロックに分かれます。

東西南北と言っても、ただ名付けただけで、地域とはそれほど関係はありません。

その中で#2ウィチタ・ステート大と#4ルイヴィル大が同じブロックに入ってしまいました、それも3回戦Sweet16(ベスト16)の所で当たるんです!!

 

さて今回はアメリカでの専門家の予想はかなりバラけていて、#1フロリダ大を推す人は少なく、#2ウィチタ・ステート大、#4ルイヴィル大、#5アリゾナ大、#7デューク大あたりに集中してます。やはり伝統校が注目されてます。

 

1stラウンドは既に始まっています。

昨日は、あの頭脳学術チャンピオンでEASTブロック#12シードのハーバード大が、上記Poll#15のシンシナッティ大に61-57で勝ち、Big Upsetを起こしました!

 

そして今日、日本でもファンが多いDuke大がMercer大に71-78で負けました。強豪チームが負けるパターンはリードされっぱなしといふことが多いのですが、後半に逆転されてますね。

http://www.ncaa.com/game/basketball-men/d1/2014/03/21/mercer-duke/#autoplay=1

このゲームはノースカロライナ州のローリーで行はれましたが、ローリーってDukeの有るダーラムの隣町、完全に地元じゃないですか、そこで負けるなんて、、、絶句と言ふ感じですね。

デューク大アリーナ椅子

なんでもMercerは学生たちのために、往復バス+ホテル+チケットをたったの25ドルで販売したそうです。そのおかげで会場はMercerのホームコートのようだったとか。

コーチKは完全に足元をさらわれた感じですね。

まあDukeにしてみると、翌週のミシガン大(Polでは#8)に頭が行ってたのですかね??

NCAAトーナメントと言ふより全米大学選手権と言った方が日本人には判り易いのでしょうか?

 

前評判はミシガン大が優位で、予想通り前半はリードしましたが、ハーフタイムに入る直前37-36と逆転.

その後はシーヴァの活躍で82-76でルイヴィル大が勝ちました。

シーヴァって見た!

Payton Siva 2年前のトミーと見たBigEastトーナメントのルイヴィル大、2年生で180㎝しかないのにスタメン。

能力高いな!とかトミーと話していたような???

探せば写真が出てくるかもしれない(?)

この時のルイヴィル大は#3シードで、#2シードのノートルデイム大にオーバータイムで勝ち上がって来て、#9シンシナッティ大に勝って優勝し、NCAAトーナメントも優勝してます。この年はケンバ・ウォーカーが#1でした。

ユーコンvsルイビル1

これは2年前のBigEastトーナメントの写真です。

ピティーノ

リック・ピティーノ・コーチはケンタッキー大でも優勝させていて、2つの大学で優勝させた初のコーチです。

セルティックスにも居たんだよねー。

 

こちらは古いルイヴィル大です。デニー・クラムがコーチしていたころで、UCLAから変わった翌年だったかな?

ゲーム後にクラムの顔写真を撮らせて貰った。

その時に「明日の練習見に来るか?」と誘われたんだけど、何故だか断ってしまった。

今更ながら悔やまれてならない!

ルイヴィル大1

ルイヴィル大のニックネームCARDINALSって読めますか?

下はマスコットの刺繍が脇に入ったパンツ。丈が短い(笑)

ルイビルパンツ

ルイヴィル大vsミシガン大 始まっている(汗)

 

ルイヴィル大はこのトーナメントではMIDWESTブロックの#1シード(トーナメント全体でも#1)で、トーナメント前のAP通信社のランキングでは2位(CBSスポーツ3位)。

対するミシガン大はSOUTHブロック#4シードで同ランキングでは10位(CBSスポーツに至っては21位)

この対決はディフェンスvsオフェンスとも言はれてます。

ゾーンプレスのルイヴィルに対し攻撃力の高いミシガン大。

特に高いのはトレイ・バークとティム・ハーダウェーJr.

ムムッ!

どっかで聞いた名前!

そう、ここの読者年齢にピッタリの選手、あの「RUN TMC」と言はれたウォリアーズのティム・ハーダウェーです。

キラークロスオーヴァ―は有名だよね、右から左、さらに右へと超高速で移動するドリブル。これでスっ転んだディフェンスが何人いたことか?

オヤジの遺伝を引いているのがシュート!

 

今シーズンの開幕戦ではスリーが5/5で25得点を挙げている。

ちなみにこのゲームはダブルダブルなのだけど、ガードのクセにリバウンドが10本だとか(笑)

 

予想ではルイヴィル大のプレスに対しバークのドリブルはパスワークの方が上回るだろう、となればオフェンス力の弱いルイヴィル大は不利だろうと言はれています。

でもルイヴィル大はウェアの衝撃的な骨折事件も有ったし、一度見に行ったこともあるし、勝たせてあげたいね!

ミシガンも優勝は93年以来と言ふことだから、こちらも勝たせてあげたいし!!

現在前半3分 35-23でミシガン大がリードしてます。

ファイナル・フォーとはアメリカの大学選手権の準決勝+決勝を指します。

アメリカの場合は全てトーナメントで行はれますが、全米を「ミッドウエスト、ウエスト、サウス、イースト」の4ブロックに分け各ブロック16チームでトーナメントが行はれ、その勝者がファイナルフォーへ進出することになってます。ブロック分けについては、難しすぎて判らないので省きます(笑)

何度も書きましたが、人気度、注目度は日本の高校野球の甲子園大会のようなものと思って下さい。

地元の大学が出れば大騒ぎだし、ニューヨークでは仕事そっちのけで母校や好きな大学の応援で、Vに釘づけになっているとか。

2013_m_f4_navheader

そんなわけで人気は高くて、チケットは簡単に入手できません。

と言ふことでかなりのプレミアが付きます。

昨年はケンタッキー大(UK)とカンザス大の名門同士のファイナル(決勝戦)となり、平均$302(約29.000円)だったそうです。

ちなみにセミファイナルス(準決勝戦)は$493(約47.000円)でファイナルより高価になってます。

 

そこで今年のセミファイナルスのお値段は???

その前に対戦カードを教えますね。

ルイヴィル大(ミッドウエスト#1シード)vs ウィチタ・ステート大(ウエスト#9シード)

ミシガン大(サウス#4シード) vs シラキューズ大(イースト#4シード)

・ミシガン大は日本でも有名でファンも多いようですね、ファイナル・フォー進出は、あの有名なタイムアウト・コール事件の93年以来で、10位前後にランクされてました。今回はサウス・ブロックの#4シードから、#13サウスダコタ・ステート大を下し、ヴァージニア・コモンウェルス大を破り、#1シードカンザス大に勝ち、#3フロリダ大を下しファイナルフォー進出を果たしました。

・シラキューズ大はニューヨーク州北部にあり、75年のサンディエゴ大会で見ました、この年はUCLAのジョン・ウッデン氏が引退を発表した時です。常に上位へ食い込んでくる強豪校で14~18位にランクされてました。今回はイースト・ブロック#4シードで、#1インディアナ大を破り、#3マーケット大も下し進出しました。

・ルイヴィル大はケンタッキー州にあり、元UKヘッドコーチのリック・ピティーノがコーチする強豪校で、大会前のランキングでは2~4位になってました。今トーナメント#1シードと言っても良いでしょう、ミッドウエスト#1シードからNC A&T、コロラド・ステート大、オレゴン、そしてあの#2デューク大を下しての進出です。

問題はウィチタ・ステートです。殆どのランキングで25位以内には入っていません。アメリカのほぼ真ん中カンザス州にあります。今回の4校の中で最も低いシードからの進出となってます。ピッツバーグを破り、2回戦で#1にランクされていたゴンザガ大を下し、ラサール大、#2オハイオ・ステート大を下しての進出です。

 

そして日本時間7日(日)にアトランタで行はれるセミファイナルスのチケットの値段は???

ナント

なんと

昨年の2.4倍の$1.190-

日本円で約11万円です!!

私が知っているバスケットでの最高価格は93年NBAファイナルスで、ベンチ裏一番目の席が50万円でした。

学問の名門ハーヴァード大が初の1回戦突破は23日にお知らせした通りですが、残念ながら次のゲームでは51-74で敗れてしまいました。

その相手はbj横浜ビー・コルセアーズのコーチ・ゲーリーの母校アリゾナ大ですから、何とも言いようが有りません(笑)

 

しかし今日またアップセットが一つ、22日ジョージタウン大にアップセットしたFGCU(フロリダ・ガルフ・コースト大)が第7シードサンディエゴ・ステート大を81-71で下し、第15シードとして初のスウィート16入りを果たしました。

 

日本でも人気のあるUNC(ノースカロライナ大)、私も何回か行っていて、ディーン・スミス氏にインタビューした関係上、お気に入りのチームですが、カンザス大に58-70で敗れました。カンザス大とUNCは仲が良いのですよね。

現コーチのロイ・ウィリアムスがカンサス大で優勝した翌シーズン、UNC卒業生と言ふことでお願いしてUNCのコーチとして譲り受けたと言ふ経緯があります。

カンザス大はご存知の通り、バスケットの生みの親ネイスミス博士が就任した大学です。

その他気になる結果は

#1ルイヴィル大82-50コロラド・ステート大

#4ミシガン大78-53 #5ヴァージニア・コモン第

#3ミシガン・ステート大70-48 メンフィス大

#2デューク大66-50 クレイトン大

 

さて懐かしい写真が出てきました。

76年だと思いますがファイナル4の写真です。この年はバイセンチネアル(アメリカ誕生200年記念年)でフィラデルフィアで開催され、インディアナ大が優勝しました。

UCLA1

UCLA vs インディアナ大で向こう側でボックスアウトしてるのがインディアナ大スター、ケント・ベンソン(バックス→ピストンズ等)です。

UCLA2

同じくUCLA vsインディアナ大 飛んでいるのはマーカス・ジョンソン(バックス→クリッパーズ→ウォリアーズ)、手前の白42はスコット・メイ(ブルズ→バックス→ピストンズ)

ポジフィルムなのでスキャンするのが一寸面倒だった(笑)

写真は無断使用禁じます。

アメリカでは春の一大イヴェント「NCAAトーナメント」が始まりました!

3月に行はれることからアメリカでは「マーチ・マドネス」と呼ばれています。

日本で言へば、高校野球の甲子園みたいな盛り上がりです。

さっそくUPSET 番狂わせがありました。
◆ランキング5~8位のジョージタウン大(有名センターを輩出していることでも有名)がフロリダ・ガルフコースト大なんえ初めて聞いた大学に78-68で勝ちました。
◆第5シードのUNLVが第12シードのカリフォルニア大に敗れています。
◆CBSスポーツでは2位にランクされ、今大会ではウエストで第3シードさているニュー・メキシコ大が、学問の名門ハーヴァード大に68-62でやぶれました。

ハーヴァード大はこれがNCAAトーナメントでも初勝利だとか。

ハーヴァード大の次の対戦相手は、ビーコルのコーチ・ゲーリーの母校アリゾナ大とで、ゲームは今日ゲームです。

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