バスケットの日本一を決めるオールジャパン(全日本総合選手権とか天皇杯、皇后杯とも言ひます)、女子は昨日JX-ENEOSがデンソーを振りきって優勝しました。
男子はNBL2位・日立サンロッカーズ東京vsNBL4位・広島ドラゴンフライの対戦。
見どころの一つに竹内ツインズ、公輔(広島)vs譲次(日立)の対決も有りました。
広島と言ふことで観客の入りが心配せれましたが、このようにギッシリ満員でした、
日立はコーチが変わりディフェンス主体のチームが更にディフェンスの強いチームへ。
一方広島は今シーズン出来たばかりで、竹内公輔を中心として元東芝・平尾充庸と大学卒若手と208cmクリント・チャップマンらが居て、元いすゞ自動車・佐古賢一がコーチしているが、個人能力では日立の足元にも及ばないチーム。
しかし強いディフェンスと思い切りの良いシュートとネバリ強さで勝ち進んできた。
当然ながら初めての決勝戦の広島も、初優勝が掛かっている日立は共に硬くなり、思うようなシュートが撃てない。広島はTOが多く、日立はオフェンス・リズムが無く少しずつズレている感じが続いた。しかし3分、日立はパス回しからベテラン広瀬が3Pを決め、13-5とリードを広げる。やっとオフェンス・リズムを掴んだ感じだ。
第1Q、日立18-11広島
中々攻撃できない広島で坂田 央がシュートを決める。しかしチームは日立の強いディフェンスにタフショットを強いられ、そのリバウンドやTOからの速攻で日立に得点を許し、ジワジワと点差が開く。
実際、広島のTOからの速攻は卒がなく見事。
前半日立38-23広島
後半立ち上がりからオフェンス・リズムが無く離されかけた時、坂田の3連続シュートとチャップマンのプットバックで42-32と追い上げた残6分、日立が後半最初のCTO。
その後広島はBigManチャップマンが4Fでベンチに下がりパプが出てくると、インサイドのサイズ差が大きく徐々に離されて行き、満原のブザービーターも有り日立65-46広島と差が開き最終Qへ。
その後広島は集中力がなくなってきたためと日立のディフェンスのプレッシャーにタフショットが多くなり、ミスも重なり81-66で日立が大勝し、初優勝となった。
負けたとは言へ決勝まで駒を進めた広島は立派。
◆共同記者会見
■広島・佐古コーチ
後半勝負どころで日立に走られた。
チェンジング・ディフェンスを仕掛けたが、そこは勝負どころでは無かったので効果なく、後で選手に謝った。
日立はトランジッションとリバウンドが強かった。
■日立・オルソン・コーチ
今日は選手達がハードにプレーした。このチームを見るようになって、最初のMTGで黒板に「ディフェンス、ディフェンス、ディフェンス」とディフェンスを強調した。チーム一丸となって勝ってゆきたい。
■日立・竹内 譲次 NBA並に子供を抱いて登場!!
8年掛かった。試合に勝って、勝負にも勝ちたかった。同期の酒井が良いパスを入れてくれた。
今年のチームはリーグ#1のインサイド、そして#1のリバウンドと自負している。ディフェンスをシッカリとやってディフェンス・リバウンドをシッカリ獲る。
マッチアップした公輔(竹内公輔)が乗るとチームも乗るので、絶対にプレーさせないようにした。広島のガード達はウチの木下と広瀬がシッカリと抑えてくれるので、1on1で守ることに集中できた。
チームメイトの広瀬はチームで一番動いている。正しい判断が出来ていると後ろから見ていて判る。コート内外で若い選手にアドバイスしていて、リーダーの素質があると思う。
◆ゲーム後佐古君に話を聞いた。
(個人能力的には劣る選手が多いのに、いかに教えてきたのか?)
余計なことをさせなかった、例えばドリブルでもクロスオーバーとかビハインドバックとかはさせなかった。余計なものを削ぎ落した。
選手の得意なプレーを伸ばそうとした。田中 成也(186cm明治大)だったらシュートを、北川 弘(183cm日体大)はスピードと粘り強いディフェンスと言ふように得意なものをやらせる、北川にPGの役割を任せても出来ないから(笑)
坂田もインサイドでプレーしようとするので、お前の得意なところは中距離のシュートだから、外に出てシュートしろと。
ウチはシュートを撃つなと言ったことがない、逆にシュートしなと怒られる(笑)
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