既にご存知の方が多いと思いますが、NBAファイナルスはマイアミ・ヒートが今日121-106でオクラホマシティー・サンダーを下し4勝1敗として2012NBAチャンピオンに輝きました。
ファイナルスMVPはヒートのレブロン・ジェームスが選ばれました。
このシリーズはヒートのディフェンスの勝利と言ってよいでしょう。
サンダーのケビン・デュラントに対するWチーム、時にはトリプル・チームが効いてました。
デュラントだけじゃなく、ウエストブルックやハーデンのペネトレイトへ対しても、しっかりとカバーしてましたよね。ハーデンはチャージングが多かったし、ウエストブルックはドリブルを再三チェックされてたし。
確かにデュラントはゲームハイの32得点してますが、それに続く選手はラッセル・ウエストブルックとジェームス・ハーデンの19得点得点です。
ヒートを比較すると、レブロン26得点、ボッシュ24得点、ウェード20得点とBig3が平均して点を取ってます。
デュラントに話を戻すと、彼はこのゲーム⑤でたったの3回しかATB(Attack The Basket、リングに攻め込むこと)をしてません。
ゲーム①、②では倍の6回ずつアタックしてたのに。
ヒートのデュラントに対するディフェンスがアジャストしてきたと言へます。
一方優勝したヒートのレブロンはどうだったのでしょうか?
レブロンは19回シュートを撃ってますが、その内12回もATBをしています。それを含めペイント内でのシュートは15回を数えます。
実に良い攻め方だと思いますね。
クリス・ボッシュはFGを14回撃ってますが、ペイント内でのシュートは半分の7本となっています。そしてドウェイン・ウェードは12回のシュート中4回ATBしています。
両チームのATBやペイント内でのFG数は、実はサンダー33、ヒート25でサンダーの方が多いんですね。
このゲームは実は3Pの確率で勝負が決まりました。
それじゃ話が違う、って言はれそうですね(笑)
確かに。
でももっとよく見ると、レブロンはATBしてからキックアウト(外へパス出しすること)が多いのです。
良く言はれることですが、ゴール近辺から来たパスはシュートが入り易い!!
外でボールを待っていたのがマイク・ミラー。
8本撃って7本決めて23得点の荒稼ぎ、ミラーの本領発揮と言ふところです!!(こんな3Pシューターが相手に居たら小さく守れないね。)
だからレブロンは13アシストもしているのです。
ちなみにレブロンは26得点、11リバウンド、13アシストのトリプル・ダブルで、5ゲームトータルはデュラントに10点及ばないものの、143得点(Avg. 28.6点)でファイナルスMVPとなりました。
今回は経験を積み,強い意志で臨んだヒートは褒められるべき内容でしたね。
一方で敗れたとは言へ、毎ゲーム追い上げる展開をしたサンダーの来シーズンは明るいのもが見えてきましたね。ウエストブルックもハーデンも良い勉強をしました。
多分来シーズンも同じカードでファイナルスを争いそうですが、次回はヒートもウカウカ出来ませんね。
今回は数字からゲーム⑤を見てみました。
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