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イースタン・カンフェレンス・ファイナル

浜松・東三河フェニックスvs新潟アルビレックス

スタメン

浜松:#2グリーン、#7太田(和)、#11岡田、#12ラーカイ、#34アーノルド

新潟:#0竹野、#31チットウッド、#32池田、#43ビュートラック、#45レベット

互いに当たりの強いディフェンス、特に新潟はインサイドのラーカイを警戒して、積極的にWチームへ。其れもあってフェニックスはアルビレックスのゾーンを攻められない。

其れもその筈、新潟の広瀬コーチはスカウティングで浜松の外のP/Rとインサイドのラーカイの2つのポイントをを警戒した。外のP/Rに対しては全てWチームでトラップを仕掛け、インサイドはゾーンで守ることを徹底したからだ。

これにフェニックスの外人たちがマンマとはまってしまった。ボールを持ちすぎ自分勝手プレーで、攻め手が見つからない。

救いは日本人のベテラン大口選手。アルビレックスが外は外人しかマークしてないから彼がワイドオープンになる。

それに応えて大口選手は3Pを面白いように決める。

そのお陰で第1Q」はフェニックスが24-20とリードして終了。

ところが第2Qに入ってフェニックスの外人はチキンばかり、誰もATB(Attack The Basket)せず、外から撃つばかり。入らないのにシュートを繰り返す。

特に#33のナイトはただ外から撃つばかり、「お前本当にUCLA出身かよ!」と聞きたいくらい考えてない!

結局42-36で前半終了。

アルビレックスのディフェンスが目立った前半だった。

ハーフタイムでは浜松のロッカールームで中村コーチがホワイトを怒鳴りつけたらしい。それが彼のプライドを傷つけ発奮して後半の逆転に繋がったと中村コーチは言ってました。

第3Qもインサイドを攻める新潟に対し、ゾーンをただ外からシュートするだけの浜松。それでも大口がスティールして速攻や3Pで得点する。

プレッシャーを掛けたディフェンスで疲れの出た新潟はシュートが落ち始める。そのリバウンドはフェニックスが、特に#2グリーンが確保!

そしてついに1分に逆転して大口の3Pで62-58と離す。65-61フェニックスがリードして最終Qへ。

浜松はインサイドが強いラーカイを左ローポストに、そして今日3Pが絶好調の大口を逆サイドの45度に置き、ラーカイがディフェンスを2人引き付けて大口へパス。

これはディフェンスを頑張る新潟でも守れない、まして脚が動かない新潟には効果的な攻撃。

そして大口が3Pを決めた6分24秒、77-64とされた新潟はCTOを取らざるを得なかったが、もう打つ手は残ってなかった。

勝負が決まってから、フェニックスのナイトが積極的にATBするようになったが、遅すぎ[笑]

102-75で浜松が勝って初のファイナル進出を決めた。

このゲームでフェニックス大口選手は10本の3Pを決め35得点した。

なお1ゲーム10本の3Pを決めたのはbjリーグ新記録!

ただ明日は大口のシュートは入らないと思うので、今日おサボりしていた連中が頑張る番だろう。

bjリーグ・カンフェレンス・ファイナル

大阪エベッサvs琉球ゴールデンキングス

スタメン

大阪:#1仲西、#20マーリー、#32ブラックウェル、#33高田、#44ワシントン

琉球:#5マクヘンリー、#8与那嶺、#13菅原、#50ニュートン

エベッサのマッチアップゾーンに対しキングスは”M2M。

キングスはATBせず外から撃つばかりだけど、入らない。緊張かもしれない。

6分ニュートンのシュートが入りキングス初得点(笑)

これで緊張が解けたのか、キングスはATBするようになりシュートも入りだし、5分には菅原のFTで8-8と追いつき互角の展開となるが、エベッサはベンチ巣田0とのパルマーのシュートが決まり23-17で第1Q終了。

第2Qに入ってもキングスはエベッサのゾーンを攻められない。

ハイポストに立つことがあるが、そこにボールを入れない。必然的に外でボールを廻し、たまに外からのシュートが入るだけ。

エベッサもパルマーが積極的にシュート、それが入り43-33で前半終了。

昨年は

キングスがここから逆転したんだっけ???

>ここから追記<

第2Qの終盤にキングス・マクヘンリーに左側をドライブされ始めた。これは危険なサインとエベッサ天日ヘッドコーチは感じ、ハーフタイムでゾーンを2-3に代えて押さえるよう指示した、これがバッチリ決まり、ゴール下からコーナーへパスされていたのを止め、一度ウイングを経由してコーナーへパスさせるようにした。

ゴール下からキックアウトされるとエベッサのディフェンスは間に合わないが、ウイング経由ならディフェンスが間に合うからだ。

これでキングスのオフェンスはリズムが崩れ第3Q立ち上がりの得点が止まって7分52-35と引き離し勝負が決まった。

終盤キングスはFCP(オールコートプレス)に出るが問題なく、84-65でキングスが勝ちファイナル進出を決めた。

天日ヘッドコーチおよびエベッサはしっかりと相手チームをスカウティングしており、それに対応するゾーンディフェンスを敷いたことが勝因だろう。

インタビューしていても相手選手の特徴を知り抜いた上で作戦を立てていることが良く判る。

たとえば与那嶺と菅原はボールを貰ってすぐシュートするとどうのこうので、ドリブルしてシュートするとどうのこうの、だからチョメチョメさせる、って具合に。

インタビュー

◇エベッサ・天日コーチ

シーズン中からゾーンをやっていた、毎日練習していた。今日のディフェンスは殆どミスが無かった。

(怪我人が多かったので)シーズン中の成績は参考にならないが、8ゲームほどビデオを見て沖縄のゾーンの攻め方を見た。

◇キングス・桶谷コーチ

完敗です!

40分通じて自分たちのバスケットをさせて呉れなかった。

ゾーンに対しハイローで攻めようとしたが「ガードのコールが聞こえなくて」センターが上がって来なかった。

ハーフタイムで「ディフェンスからリズムを作ろう。走ってリズムを作ろう」と話した。

パルマーにやられた。チームで抑えられなかった。ヘルプサイドが遠くて相手に威圧感を与えられなかった。アグレッシブに仕掛けるべきだった。

STATS

大阪/ワシントン26得点8Reb、パルマー23得点8Reb、クロッツ15得点6Reb9Ast 

琉球/マクヘンリー17得点、菅原15得点12Reb、ニュートン12得点12Reb

チーム3P 大阪5/12 41% 琉球5/33 15%

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