このブログではカタカナやローマ字が多く登場します。バスケットと言ふ競技がアメリカ発祥なのでどうしても英語が多くなってしまって(汗)
また英語をカタカナ表記にすると長くなるので、省略することが多くなってしまいます。
古くからの愛読者の方は理解できると思いますが、新しい読者のために簡単に解説をします。
◆省略語
・ATB-ココでは良く出てきます。Attack The Basketの略 「リングに向って攻め込む(込め!)」と言ふことで、外からシュートばかりしていちゃ駄目!と言ふこと。アメリカじゃATBしない選手は「チキン野郎」と言はれるとか!
Attack The Ring とか Go To Basket(Ring,Goal)とかも同じ意味です。
・CTO―Charged Time Outの略「タイムアウト」のことです。NBAやbjではOTO(Official(Commercial) Time Out)もあります。コマーシャル・タイムアウトはそのままで、中継中にTVのコマーシャルを挿入するためのタイムアウトです。
・ATO―After Time Outの略で「タイムアウト明け」のこと。コーチは理由があってCTOを取るので、取った後はプレーや精神状態等に変化があるはずなので、タイムアウト明けの状態は重要になります。
・FT-Free Throwの略。「フリースロー」
・TO-Turn Overの略「シュート以外のミスで相手ボールになること、及びその行為」 ちなみにNBAではチャージングもTOと記録されます。
・OT-Over Timeの略「延長戦」です。再延長はダブル・オーバータイム、再々延長はトリプル・オーバータイム。
・M2M-Man to Manの略「マンツーマン・ディフェンス」のことです。To を2、Forを4と数字で表すのが一寸お洒落なんです。
・FCP―Full Court Pressの略「オールコート・プレス」のことです。アメリカでは「オールコート」じゃ無く「フルコート」と表現します。
・DNP―Did Not Playの略「不出場」 怪我で出場出来ないことと、コーチの指示で出られない2種ある。
<追加>
・1DS―1st Quarter Dekisugi Syndrome(第1Q 出来すぎ症候群の略(英語じゃないねー(笑)) 立ち上がりの第1Q、気合いが入っていてシュートが普段以上にバンバン入って大量リード。このまま行ったら100点ゲームだぜ!!
と思ったら、第2Qからは油断して集中力が欠けたり、相手のマークがきつくなりシュートが入らず、結局逆転されて負けること。
◆用語
・ペリメーター ―3Pライン手前でペイント内を除いた範囲のことで、そこからのシュートを指すこともあります。中距離シュートです。ココのシュート確率が高いチームが勝つ確率が高い、と言ふ説があります。
・ジャンパー ―ジャンプシュートのことです。3Pのことは「スリーポインター」と呼びます。シュートする人のことではありません。
・ストップ・ジャンパー― 早いドリブルから急ストップしてそのまま撃つジャンパー。かなり有効なシュート。身体能力が高くないと出来ない。昨年JXの大神選手がアメリカで会得してオールジャパンで使って優勝している。
・マッチアップ ―M2Mで対峙する相手や、対峙すること。
・リバース(レイアップ)― 日本ではバックシュートと言ふ。「 リングを通り過ぎてのシュート」大きな相手に効果的なシュート。
・ファールゲーム ―相手のFTが失敗することを期待して故意にファールすること、残り時間が少なくなって行うことが多いが、成功するとは限らない。相手もFTの上手い選手にボールを持たせるから。
・オーヴァータイム ―略語の「OT」で書いたように「延長戦」のことで、3秒オーヴァーとか10秒オーヴァーとかの時間に関するヴァイオレーションのことではありません。
・ペネトレイト ―ドリブルでディフェンスを割って入ること。ATBにも通じます。スラッシュ(SLASH)とも言ひます。
<追加>
・プットバック Put Back 「押し戻す」と言ふ意味で、オフェンス・リバウンドを獲ってシュートすること。着地してからのシュートもOKです。リバウンドを直接ダンクする Tip in Dunk だけではありません。
・クラッチ・シュート(シューター) Clutch Shoot 逆転や競った時や引き離す時、残り数秒でのシュートなど、勝負が掛かったときのシュートのこと。クラッチ・シューターと言ふと、その場面でシュートを決めらる勝負強い選手のこと。古くはレイカーズのジェリー・ウエスト、近年はマジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、ロバート・オーリー、今ならコービーやウェイド、フィッシャーですか。
・ダウン・ザ・ストレッチ Down The Stretch 最終盤、大詰めのこと。ストレッチとは競馬のバック・ストレッチと同じ意味らしい。ダウン・ザ・ストレッチで活躍する選手はクラッチ・シューター、と言ふわけです。
・ギーク スペル判らず(一度聞いたことあるけど忘れた(汗))コンピューター用語で「オタク」のこと。このBlogでは「東芝おじさん」とか「日大おじさん」と呼ばれているバスケット大好きおじさんのことで、とん太会メンバーです。スペルはGEEKです。先ほどメールがありました。
・チキン野郎 ↑のギークが好んで使う「嫌いな言葉」 アメリカでは「臆病者」ということらしいです。リングに果敢にアタックしてナンボの世界です。3Pやジャンパーしか撃てない選手はチキン野郎です。
◆番外地
表記について。
私は「シュートを撃つ」 「リバウンドを獲る」と表記してます。
通常は「シュートを打つ」「リバウンドを取る」と書くのでしょうが、リバウンダーにとってはリバウンドは「取る」というより「獲得する」ものじゃないですか、「取る」っていふと何か優しい感じがしますよね。でもリバウンダーにとっては気持ちが前に出るプレーなので、私は激しい感じの「獲る」と表記します。
これは日本語、漢字の難しさであり良いところだと思います。
シュート(SHOOT or SHOT)って英語辞書で引くと真っ先に「射撃」とか「撃つ」って出てきます。その上「打つ」って言葉は「バットでボールを打つ」と言ふように当てること、又は当てて飛ばすことですから、バスケットには向いてないと思います。
それだったらリングを射抜く、と言ふように「的に向かって物を移動させる」ので射撃的と考えた方が良いのじゃないでしょうか?
だから私は「シュートを撃つ」と書きます。
ちなみにシュートに関して英語で「Hit」と言ふ言葉を使いますが、これはシュートが入ったことを指します。野球の「センター前ヒット」と同じですね。
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