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「東日本大震災」被災地復興支援第64回全日本大学バスケットボール選手権大会、通称インカレは昨日11月25日最終日を迎え、明治大vs天理大の3位決定戦に引き続き東海大vs青山学院大の決勝が行はれました。

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戦前の予想では6-4で青学有利でした。

ところが持ち前のディフェンスをさらに磨きをかけた東海大が、エース#24田中大貴(191㎝長崎西高日本代表メンバー)の3P+2Pを決め5-0とリードを奪うと、青学はシュートが決まらず、そのままゲームが進み71-57と大差を付けて東海大がアップセットで優勝しました。

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ゲーム後、東海大・陸川監督にディフェンスについてそっと聞いたところ、「リーグ戦終わった後、基本に戻ってフットワークとディナイの練習を行い、個人ディフェンスとチーム・ディフェンスの両方を練習した」と教えてくれました。

何故そんな質問をしたかと言へば、東海の1on1でのディフェンスの脚が良かったからです。抜かれないどころか、相手の先を行く様なディフェンスまで有りました。これはよっぽどディフェンス練習をしたのじゃないかと思ったからです。

思った通りでしたね、本当にフットワークが良くて、#56比江島 慎(190㎝洛南高、日本代表メンバー)を筆頭にATBの上手い青学が攻め込めなかった。

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フロアインタビューで渡邉アナウンサーの質問に答える陸川監督(背の大きい方)

 

その比江島に対し、東海は今秋のFIBAアジアカップ日本代表で一緒にプレーした田中が「比江島を1対1で守る」と言ってきたと言ひます。この強い決意があり、他の選手もWチームを仕掛けることもなく、1on1で守り切れたことが東海の勝利に繋がったのではないでしょうか?

 

また東海vs青学は何度も対戦しているので、選手自身が青学のプレーを熟知しており、ゲーム中も「次はこう来るぞ!」と声が出ていたほど、先のプレーが良く見えていた、と記者会見で言ってました。

勿論守ることだけじゃ青学相手に勝てる訳は有りません。

リーグ戦では苦しめられた青学ゾーン・ディフェンス、対策はバッチリとやっていました(内容は言ってませんが)。

対策は他にもあります。リーグ戦では#0ペンドラメ礼生(183㎝延岡学園)がボールを持ちすぎて、青学ディフェンスに潰され、焦ってそこからズルズルとやられてしまいましたが、取られても次のディフェンスで頑張れば良いし落ち着けば良い、と教えた、とも言ってました。

 

そしてゲーム前には、田中に対し「今日はインサイドへ行こう!!」と声を掛けてます。これは田中がATBすることでマッチアップするはずの比江島にファールトラブルを起こさせよう、と言ふ目論みです。これはそれほど効果は上がらなかったですね、田中の外のシュートが絶好調でしたから(笑)

 

優秀選手賞に#10バランスキー・ザック(192㎝東海大三)が入ってなかったのが残念! 良い働きをしてたのにナー。

 

■大会結果

優 勝 東海大学 6年ぶり3回目

準優勝 青山学院大学

第3位 明治大学

第4位 近畿大学

第5位 筑波大学

第6位 専修大学

第7位 大東文化大学

第8位 日本大学

 

最優秀選手賞 田中 大貴   東海大学 3年
敢闘賞   比江島 慎     青山学院大学4年
  優秀選手賞 狩野 祐介   東海大学4年
                  晴山 ケビン   東海大学2年

                  張本 天傑   青山学院大学3年
                  目(さっか)健人 明治大学3年
                  ソウ シェリフ   近畿大学1年

 

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