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バスケット界だけではなく、アメリカン・スポーツ界で飛びぬけたコーチ力を発揮してUCLAを10度もチャンピオンに導いた名コーチ,ジョン・ウドゥン(John Wooden)氏が今日老衰のためUCLAメディカル・センターで99歳で永眠されました。

彼についてはこのBlogでも書いています。ファイナル4チケット その2 ジョン・ウードゥン氏が史上最高のコーチに選ばれた

成功のピラミッドは有名です。


彼は48年からUCLAブルーインズのコーチを始めた。そして64年最高身長が196cmのチームを2-2-1ゾーンプレスを武器に、ファイナルではデューク大を98-83で下して始めてNCAAチャンピオンとなりました。

そして65年には213cmのルー・アルシンダーが入学。しかし当時のルールで1年生は上級生チームに入れなかったものの、前年チャンピオンのバーシティー(上級生)チームをフレッシュマン・チームが破るほど強い1年生たちでした。2年生になってからは連続してファイナル・フォーのMVPを3回獲得したのが後に改姓してカリーム=アブドル・ジャバーとなりました。

ジャバーの卒業後もビル・ウォルトンを初め多くの選手をNBAへ送り込んでいます。

そして75年のファイナル・フォー・サンディエゴ大会で10回目の優勝と共に引退しました。このゲームは見に行ってましたよ。このシーズンで引退すると表明していたため、メンバー的にはややケンタッキー大には劣るものの、最後にファール・ゲームで逆転勝ちしたと思います。

優勝後はUCLAのダンス・ガール(チアガール)が泣きながら踊ってたり、去りがたいのか、ズーっとコートに残っていたことを今でも思い出されます。感動的なゲームでしたね。

直接お会いしたことが無いのが残念です。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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今日知りました。
しばらく涙が止まりませんでしたよ。
高校入学の時に「ジョン・ウドゥン UCLAバスケットボール」(原題:PRACTICAL MODERN BASKETBALL)を親から買ってもらい、それから何度も読み返しました。
コーチ・ウドゥンの誠実で勤勉な人柄やバスケットボールに対する情熱が伝わってきて、僕のバスケットボール哲学に大きな影響を及ぼしました。

「もし本当に最善をつくすことができるなら、それを知るのが自分だけであろうと、それで成功なのであり、勝とうが負けようが実際の得点は取るに足らないのである。しかし、最善をつくさないで終わるときは、たとえゲームで勝利を収めたとしても失敗なのである。(中略)最善をつくすことはそれだけで勝利なのであり、少なくとも敗北ではない、ということを私自身も信じたいし、プレイヤーたちにもそう思ってもらいたいのである。」

この言葉はバスケットボールのみならず、僕の人生の哲学として生きています。今でもOBとして高校の後輩たちに向かって話すことがあります。

コーチ・ウドゥン、見事な人生でした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

にっしーさんへ
基本を大事にするコーチでしたよね。
彼の本に、BOX OUTについて「技術ではなく、習慣つけるものなので、毎日5分でも良いから練習すること」と書かれてあったのを今でも覚えています。
NBA付属大学と言はれたことも有るほどNBAへ多くの選手を輩出、そして寿命の長い選手が多いのは、基本に忠実だからでしょうね。

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