» 2013 » 3月 » 18のブログ記事

第14回Wリーグプレーオフ ファイナルス JX(プレーオフ・ファーストラウンド1位)vsトヨタ自動車(プレーオフ・ファーストラウンド2位)

ベスト・オブ・ファイブ(5戦3先勝方式)で争われます。実に4年連続の対戦だとかで、全てJXの勝利。

ゲーム① JX76-53トヨタ 3月14日(木)@秋田県立体育館

ゲーム② JX81-74トヨタ 3月16日(土)@仙台市体育館

◆王手を掛けて聖地・代々木第二体育館へ乗り込んできたJX。

両チーム共に強いディフェンスが持ち味で、192㎝#10渡嘉敷と182㎝#21間宮を擁しインサイドに強いJX。

ゲーム①で28得点、②で36得点とペイント内で大暴れのセンター渡嘉敷。

このゲームでも渡嘉敷を使いたいところだが、トヨタは#22森がフルフロントで守っていて、ボールが入れば直ぐにWチームを掛ける。

その上立ち上がり#5岡本の3Pが良く、また#1大神の3Pも尽く入っていたこともあり、JXのオフェンスは外が主体となりインサイドの渡嘉敷+間宮へボールを入れていなかった(とJX佐藤コーチ)。前半で3Pのアテンプトは14本、ちなみにゲーム①②の平均アテンプトは14本。つまり1ゲーム分の3Pを前半で撃ったことになります。

一方のトヨタの持ち味は3Pシュート(ガード、センター関係なく3Pを撃てる)だがこれも好調。

2QにはJXは#12吉田からゴール下の渡嘉敷へボールが入るようになった。

残2分トヨタ36-33JXの時に間宮が3F。そのせいもあり渡嘉敷にボールを集める。

トヨタ40-35JXで前半終了。

WJBLファイナル3JXvsトヨタ

JX吉田と大神(黄#1)ピック・アンド・ロールのドリブル。矢野が間宮(黄#21)に良いディフェンスをしている。

 

トヨタはP/R(ピックアンドロール)が多く、良い感じで攻めている。ビーコルに近いイメージ)

JXは渡嘉敷+間宮のインサイド陣はBigですが、アウトサイドは大神(170㎝)吉田(165㎝)岡本(161㎝)の3ガードで組むと、トヨタの#2川原(168㎝)久手堅(165㎝)栗原(176㎝)では岡本がミスマッチを起こしてしまう。

何度か久手堅、栗原等がペイント内で岡本に1on1を仕掛けていた。トヨタ後藤コーチは「特に意識しないようにしてる、そればかりやると、普段やってないの疲れるから」と言ってたが、JXの佐藤コーチは「当然考えていて、カヴァーすることになってます」

 

後半、JXはペイントエリアで渡嘉敷では無く間宮へボールを集める。佐藤コーチは、特に間宮へボールを集めろ、と言ふのではなく、インサイドへボールを入れろといふ指示は出した、と言ってました。

 

トヨタは少しゆったりと入った感じで、集中して今異様な感じだったけど、JXのシュートが入らないので助かっている。しかしズーッと熱戦が続いています。

トヨタ2点リードで迎えた最終Q、トヨタはPG久手堅をベンチに置いてのスタート。トヨタはメンバーを頻繁に後退して疲労の軽減に努めているが、JXは殆どスタメンがプレーしている。

勝負の分かれ目、その1

間宮から渡嘉敷へセンター同士のパスが通って57-55と2点リードされただけなのに、8分18秒トヨタ後藤君はすぐさまCTO

その後、間宮がペネトレイトを決め59-54と離し、更にトヨタ鈴木のパスミスでJXは速攻に持ち込んだが、吉田から岡本へのパスがそれてOBに。

いつもならここで畳み込み、勝負を付けるところですが、それが出来ない!

それどころか川原、久手堅の思い切りの良い3Pで66-63と逆転される始末。

その間も渡嘉敷をベテラン矢野と森でピッタリとマークして、パスをさせない。

時間が段々と過ぎて行く。

残り時間が1分ほどで68-65とトヨタ3点リードでJX岡本がペネトレイトをするが決められず、更に得意の3Pを撃ったものの入らない。

ボールはトヨタへ。

久手堅がペネトレイトして右コーナーで待つ川原へキックアウト。川原は3Pアーチの外からシュートを決め71-65と突き放したところでJX清美がCTO、ゲーム終了まであと36秒。

これが第二の勝負の分かれ目だった。

ATOでJXは大神に早目に3Pを撃たせたが、それはトヨタも予想していたようで、完全なノーマークでは無いく、ボールはリングの外へ。

その後のJXはファールをして時計を止めるしか無かったが、幸か不幸かチーム・ファールにはなっておらず、中途半端。

73-65でトヨタが勝ち、対戦成績を1勝2敗とし、決着は火曜日、代々木で行はれるゲーム④以降へと持ちこされた。

見ていて手に汗を握る良いゲームでした。

TV中継されていて良かったです!!

WJBLファイナル3記者会見JX

ゲーム後のJXの共同記者会見 左から間宮、佐藤コーチ、吉田。下を向いているのはうつむいているわけではありません。テーブルに置いてあるBoxScoreを見てるだけです。

WJBLファイナルス3記者会見トヨタ

トヨタの共同記者会見。左から栗原、後藤コーチ、久手堅

 

◆Box Score

・トヨタ 久手堅 18得点 5Ast. 栗原16得点(3P4)7Reb. 森13得点10Reb.4Ast

・JX 渡嘉敷 20得点13Reb. 間宮16得点、8Reb. 大神 11得点 吉田 10得点9Reb.8Ast.

JX3P 後半は4本しか撃ってない。

 

帰り際、トヨタの後藤君と少し話した。

岡本のミスマッチより、気になったのがJXセンターがトヨタのセンターに対し、まるっきり外に出て来ない、と言ふこと。彼に言はせると「5m」も離してる(笑)

だから池田、森達に3Pを撃て、と指示したそうです。トヨタのセンターは3P入れるからねー。

 

ここまで読んだついでに。下のマークをポチっとして行って下さいな!!

 

あんどうさん、

土曜日は、小田原アリーナに行ってきました。すでに試合前に東芝はシーズン3位が確定しました。
対戦相手のレバンガ北海道には#9折茂武彦選手と#23種市幸祐選手と日大出身選手が2人おります。第2Q終盤,二人が東芝の我等が日大トリオ(#7竜青くん、#9栗原くん、#13菊地くん)と同じコート上でプレイする場面があり、ワクワクしました。

でもこの時間帯は両チームともに無得点でした。アハハ。

試合は、北海道のジャンパー主体の攻撃に対し、東芝のディフェンス力が勝ったという内容でした。ヒーローは、16得点をあげたエース#13菊地くんです。プレイオフでも、絶好調男の活躍が期待できますよー。
帰りの電車では、竜青くんと親しい紳士と楽しく会話できました。「竜青くんの学生時代の優勝経験が、社会人での初優勝を狙う試合で必ず活きる」と信じております。

東 芝VS北海道
1Q:22-22
2Q:13-8
3Q:18-15
4Q:25-9
計:78-54

スタメン
東芝:#7篠山竜青、#9栗原、#14辻、#22ファジーカス、#25麿々道
レバンガ:#1野口、#7阿部、#9折茂、#11桜井、#55ルイス

◆1Q:北海道#1野口選手の3Pで先制されます。#9折茂選手に華麗なジャンパーを決められて8-13。東芝が追いかける展開です。残り時間3分17秒に#44栗野選手にFTを決められ、12-17と点差がなかなか縮まりません。
困ったなぁ。困った時はやっぱり#22ニックですね。#7竜青くん→#22ニックの縦パスが通り、And1も決めて19-17と逆転に成功します。
さらに、#7竜青くんが#41キレット選手からボールを奪い取り速攻を決めて22-19とします。これがディフェンスの東芝を象徴するプレイでした。りゅうちゃぁーん!
しかし、レバンガ#10伊藤選手にブザービート3Pを決められ22-22の同点とされて第1Qを終了。第1Qは、北海道のジャンパーが良く入っておりました。

◆2Q.#38宇田くんのおっとっとシュートを見せられた後#20加々美くんがスチールからの速攻、われらが#13菊地くんが連続ジャンパーを決めて29-22としたところで北海道CTO(残7分33秒)。
ATOで北海道#9折茂選手、#7阿部選手に3Pを決められます(29-28)。
東芝は、チャンスを活かす男#5山下くんが#7阿部選手のドリブルを読んでボールを奪い速攻を決めます。東芝はディフェンスがいいです。終盤#13菊地くんが、ATBを決めて35-30としてハーフタイムへ。

◆3Q:立ち上がり北海道#11桜井選手に3Pを決められ35-32。
東芝は、ビッグマン#25ジェフ、#22ニックにボールを集めます。ディフェンスも効いて、北海道のパスミスを誘い点差を二桁に広げます(48-36)。
しかし#9折茂選手のジャンパーとFTでの連続得点で48-41と一桁に詰められます。#38宇田くんがブザーと同時に#11桜井選手にファウルをしてしまい、FTを2本とも決められて53-45で第3Q終了。

◆4Q:まず東芝は、キャプテン#20加々美くんのATB、速攻および#13菊地くんの3Pで7-0ラン。さらにもうひとりのビッグマン#31クリスの3連続得点で66-49としました。
残り時間5分を切って70-51として#38宇田くんがスチールからノーマークで両手振りかぶりダンクを余裕で決めて、、、と思ったらアレー外した。おーい!
東芝のバスケットボールに対する甘さが出たプレイでした。宇田くんに限らず、折茂選手のようにどんな時にも真剣なバスケットボールをして欲しいものです。

以上 ギーク

***********

用語注釈(byあんどう)

・ジャンパー:ジャンプ・シュート

・FT:フリースロー(Free Throw)

・And1:バスケット・カウント(ファールをされたシュートが入ること、得点となる)後、ボーナスとして与えられる1FTのこと。

・CTO:タイムアウト

・ATO:タイムアウト明けのこと。多くはCTO時にコーチから指示されたプレーを行う。

・ATB:私の文章に良く登場するワード。Attack The Basket(Ringとも言ふ)ドリブルで積極的にリングへ向かって攻めること。これをしないのはチキン野郎。Go To Ringとも言ふ。

・ラン:進展? 和訳するのは難しいですね。短時間内で一方的な展開の時に使うことが多い。 使用例<ビーコルのディフェンスが聞いて、尚且つ#2バーンズの3Pが好調で、開始3分で12-2のランで主導権を握った。>

カレンダー

2013年3月
« 2月   4月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

BasketBall Net ProShop