第14回Wリーグプレーオフ ファイナルス JX(プレーオフ・ファーストラウンド1位)vsトヨタ自動車(プレーオフ・ファーストラウンド2位)

ベスト・オブ・ファイブ(5戦3先勝方式)で争われます。実に4年連続の対戦だとかで、全てJXの勝利。

ゲーム① JX76-53トヨタ 3月14日(木)@秋田県立体育館

ゲーム② JX81-74トヨタ 3月16日(土)@仙台市体育館

◆王手を掛けて聖地・代々木第二体育館へ乗り込んできたJX。

両チーム共に強いディフェンスが持ち味で、192㎝#10渡嘉敷と182㎝#21間宮を擁しインサイドに強いJX。

ゲーム①で28得点、②で36得点とペイント内で大暴れのセンター渡嘉敷。

このゲームでも渡嘉敷を使いたいところだが、トヨタは#22森がフルフロントで守っていて、ボールが入れば直ぐにWチームを掛ける。

その上立ち上がり#5岡本の3Pが良く、また#1大神の3Pも尽く入っていたこともあり、JXのオフェンスは外が主体となりインサイドの渡嘉敷+間宮へボールを入れていなかった(とJX佐藤コーチ)。前半で3Pのアテンプトは14本、ちなみにゲーム①②の平均アテンプトは14本。つまり1ゲーム分の3Pを前半で撃ったことになります。

一方のトヨタの持ち味は3Pシュート(ガード、センター関係なく3Pを撃てる)だがこれも好調。

2QにはJXは#12吉田からゴール下の渡嘉敷へボールが入るようになった。

残2分トヨタ36-33JXの時に間宮が3F。そのせいもあり渡嘉敷にボールを集める。

トヨタ40-35JXで前半終了。

WJBLファイナル3JXvsトヨタ

JX吉田と大神(黄#1)ピック・アンド・ロールのドリブル。矢野が間宮(黄#21)に良いディフェンスをしている。

 

トヨタはP/R(ピックアンドロール)が多く、良い感じで攻めている。ビーコルに近いイメージ)

JXは渡嘉敷+間宮のインサイド陣はBigですが、アウトサイドは大神(170㎝)吉田(165㎝)岡本(161㎝)の3ガードで組むと、トヨタの#2川原(168㎝)久手堅(165㎝)栗原(176㎝)では岡本がミスマッチを起こしてしまう。

何度か久手堅、栗原等がペイント内で岡本に1on1を仕掛けていた。トヨタ後藤コーチは「特に意識しないようにしてる、そればかりやると、普段やってないの疲れるから」と言ってたが、JXの佐藤コーチは「当然考えていて、カヴァーすることになってます」

 

後半、JXはペイントエリアで渡嘉敷では無く間宮へボールを集める。佐藤コーチは、特に間宮へボールを集めろ、と言ふのではなく、インサイドへボールを入れろといふ指示は出した、と言ってました。

 

トヨタは少しゆったりと入った感じで、集中して今異様な感じだったけど、JXのシュートが入らないので助かっている。しかしズーッと熱戦が続いています。

トヨタ2点リードで迎えた最終Q、トヨタはPG久手堅をベンチに置いてのスタート。トヨタはメンバーを頻繁に後退して疲労の軽減に努めているが、JXは殆どスタメンがプレーしている。

勝負の分かれ目、その1

間宮から渡嘉敷へセンター同士のパスが通って57-55と2点リードされただけなのに、8分18秒トヨタ後藤君はすぐさまCTO

その後、間宮がペネトレイトを決め59-54と離し、更にトヨタ鈴木のパスミスでJXは速攻に持ち込んだが、吉田から岡本へのパスがそれてOBに。

いつもならここで畳み込み、勝負を付けるところですが、それが出来ない!

それどころか川原、久手堅の思い切りの良い3Pで66-63と逆転される始末。

その間も渡嘉敷をベテラン矢野と森でピッタリとマークして、パスをさせない。

時間が段々と過ぎて行く。

残り時間が1分ほどで68-65とトヨタ3点リードでJX岡本がペネトレイトをするが決められず、更に得意の3Pを撃ったものの入らない。

ボールはトヨタへ。

久手堅がペネトレイトして右コーナーで待つ川原へキックアウト。川原は3Pアーチの外からシュートを決め71-65と突き放したところでJX清美がCTO、ゲーム終了まであと36秒。

これが第二の勝負の分かれ目だった。

ATOでJXは大神に早目に3Pを撃たせたが、それはトヨタも予想していたようで、完全なノーマークでは無いく、ボールはリングの外へ。

その後のJXはファールをして時計を止めるしか無かったが、幸か不幸かチーム・ファールにはなっておらず、中途半端。

73-65でトヨタが勝ち、対戦成績を1勝2敗とし、決着は火曜日、代々木で行はれるゲーム④以降へと持ちこされた。

見ていて手に汗を握る良いゲームでした。

TV中継されていて良かったです!!

WJBLファイナル3記者会見JX

ゲーム後のJXの共同記者会見 左から間宮、佐藤コーチ、吉田。下を向いているのはうつむいているわけではありません。テーブルに置いてあるBoxScoreを見てるだけです。

WJBLファイナルス3記者会見トヨタ

トヨタの共同記者会見。左から栗原、後藤コーチ、久手堅

 

◆Box Score

・トヨタ 久手堅 18得点 5Ast. 栗原16得点(3P4)7Reb. 森13得点10Reb.4Ast

・JX 渡嘉敷 20得点13Reb. 間宮16得点、8Reb. 大神 11得点 吉田 10得点9Reb.8Ast.

JX3P 後半は4本しか撃ってない。

 

帰り際、トヨタの後藤君と少し話した。

岡本のミスマッチより、気になったのがJXセンターがトヨタのセンターに対し、まるっきり外に出て来ない、と言ふこと。彼に言はせると「5m」も離してる(笑)

だから池田、森達に3Pを撃て、と指示したそうです。トヨタのセンターは3P入れるからねー。

 

ここまで読んだついでに。下のマークをポチっとして行って下さいな!!

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

今日のGAME4が楽しみですね。どちらも死に物狂いでしょうね。清美と後藤のスカウティングも超楽しみぃ~

Comment feed

コメントする

カレンダー

2024年3月
« 4月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

BasketBall Net ProShop