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私はタイムアウトのことをCTOと書いてます。これはCharged Time Outの略です。

チームが要求して取れるタイムアウトのことです。

それに対して、アメリカやbjリーグではOfficial Time Out別名Commercial Time Outと言ふのもあります。

TV中継されているゲームで大体各Q残り5分だとか3分だとかに設定されてます。CMタイムです。

今回何故CTOの話を持ち出したのかと言ふと、東頭君のBlog「追記:ウィンターカップでのタイムアウト」を読んだからです。

そこに、ジョーダンが語るフィル・ジャクソンとダグ・コリンズとの比較があって、「コリンズ時代には話しを聞いてない選手も居る」と書いてあったからです。

そう言へば昔から、日本でも有ったっけ[笑]

顕著なのは、昔風に言ふと「実業団女子」今のWJBLですね。チャンピオンを狙うチームには特に多かったですね。

大体実績ある高校から来て、ナショナル・チーム(日本代表)メンバーとして外国チームと戦って勝った選手たちにはツワモノが多く、自惚れでは無く、体験から自分なりの「バスケット理論」、そして強い意志を持ってます。その位じゃないと海外と戦えませんからね。

CTOでベンチに座っても(当時は立ったままでした)、コーチの話しは聞いてなく、自分達だけで喋っていたり、CTOが終わってベンチから立ち上がってから選手同士で話したり、酷いときにはコーチの話しを遮って自分の考えをチームメイトに話すベテランもいたり、見ていて面白かったですよ[笑]

代々木第2体育館の記者席は、以前はアウェーチームのベンチ直ぐ後ろだったので、そんな情景を見ることができました。

コーチが指示する内容も聞こえてきたりして。記者席から聞いていて「そんな作戦かよ」とか「そんな指示で良いのかよ、それ違うだろう」とか記者同士で笑っていたことも有りました[笑] 

勿論小さな声で[爆笑]

CTOと言ふとアメリカのは独特ですね。最近日本も真似るようになりましたが。

日本は、選手がベンチに戻るとき、時には座る前から特定の選手(大体直前にミスした選手)を怒鳴りつけたり、座った途端に罵声を浴びせるコーチって多いですよね。思い通りに行かなくて、興奮して怒鳴ってばかりで、作戦や指示を与える時間が無くなった、なんて場面は良く見ました[笑]

でもアメリカって、先ず選手をベンチに座らせ、ヘッドコーチはアシスタント・コーチ達と選手達から離れ、コートの中で話しをしてから、やおら選手たちに指示を与えます。

ルールの違いで、アメリカはCTOの時間が2分を越す時もあるので、これが出来たのでしょうけど。

日本でもルールが変わって時間が増えたので、このシステムを取り入れているコーチが多くなりました。

この利点は、選手もコーチも興奮が覚めてから指示を与えたり受けたり出来るので、効果的です。

ヘッドコーチはコートの中でアシスタントの意見を聞いて再確認したり、それを自分の考えに加えたりして、指示することを整理して選手に話しをすることが出来ます。

先週だったかな? 日立の小野秀二コーチと話したときに、「CTOのときに3個以上指示を与えても実行出来ない。喋りたいことは沢山ある(だからCTOを取った)けど、プライオリティーをつけて3個以内に絞る。それが大事で難しいところですよね!」と言ってました。

それをアシスタントと話し合うんです。だからアシスタントって重要ですよね。

コーチ見習い、と言ふ部分も有りますが、参謀として、フィル・ジャクソンに対するテックス・ウィンターのようなコーチも必要なんですよ。

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小野コーチは、3個以内なんですね。
私がジムで、他の会員とあれこれ言う時(インターバル中、スパーリング中の指示など)は、殆どの場合1個です。
<理由>
昔の数の概念は、以下の通りだから。
1つ - それのみ、唯一
2つ - 再び、複数、両方
3つ - いっぱい、度々、際限なく

↑私も「1個」であるべきだと思います。
それと、時間も2分以上ほしいですね。
あと、アメリカンルールの様に、オフェンスの途中で取れる様にしたい(笑)

McHaleさんへ
確かに、昔から「一つ、二つ、沢山」と言ふ数え方が有りましたね[笑]

Bond_007さんへ
3と言ふ数字は、実は私が先に言った数なので、秀二は気を使って「3個」で通してくれたのかもしれないです。
確かに2分あっても良いよね。観客にも影響はないし。
そう言へば秀二は重ねてCTOを取るのが好きだよね。AJのvsリンク栃木戦の残り1分04秒相手が取った後に連続して取ってた。

あんどうさんへ
秀二さんの続けてCTO、得意ですね(笑)
私の高校の恩師も得意でしたよ。
恩師の場合は、相手が取った後に続けてですが、、、
ゲーム終盤、お互いに疲れてきた時、
相手のCTOでベンチに戻ると、当時は珍しいと思いますが、
ベンチに座らせて、続けてCTOを取ることを我々に告げ、
「ゆっくり休んでろ」と(笑)
相手のCTOが終わり、相手の選手がコートにしっかり戻ったところを
見計らって、再びCTO!
今度は相手の選手がコートに戻る前に我々が戻って待機。
相手はタイミングを狂わされ、なぜか更に疲れて戻ってきます(笑)
何度か経験ありますが、その後は楽勝ケースに・・・
中学生チームをコーチしていた時にトライしましたが、やはり成功!
特に相手のコーチが怒って取った後に続けて取ると、更に余計な文句を言うようで(笑)

Bond_007さんへ
いかにもYがやりそうな姑息な手段[笑]
でも それはアリだよねー。大学以上なら[笑]
Bond_007さん、中学生相手じゃ、やり過ぎだろう、、、
相手によってタイミングを狂わせられると、ガクって来るんだろうね。
まして行ったり来たりじゃ。
「特に相手のコーチが怒って取った後に続けて取ると、更に余計な文句を言うようで(笑)」 ←大受け[爆笑]

私、ミニバスの指導してた時。。。
CTOは50-60秒ととらえてたので、最初の20秒はドリンク・タイムにしてました。小学生とはいえ緊張してるでしょうし、落ち着く時間、給水が大事だと考えてたんで。そして残りの20-30秒で一つだけポイントを指示してました。興奮してる選手たちをまず落ち着かせること、そして次につながる指示をすること、それを重点にCTOとってました。
一昨年の大事な試合でCTOとって給水させてたところ、KYな監督がギャーギャーと選手に騒ぎ立て「うるせぇッ!!」って私が怒鳴ったのが原因で私は退任となった訳です。
どちらも大人気ないんですけどね。。。
今でもミニバス~大人(?)のチームまで見てますけど指導者のマスタベーションのCTOは目立ちますね。

影武者さんへ
そんな過去があったなんて[笑] と言ふか、やっぱりね、と言ふか[爆笑]
マスタベーションCTOって多いよね。大勝してるのに、次のゲームに繋げるため、とか言ってゲーム終了寸前に取るコーチ。
それとか、取るべき所で取らなかったり、、、、

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