先週の土曜日、横浜ビー・コルセアーズvs東京サンレーヴ戦ゲーム①。

ビーコルは東京の身長226cm#45フォスターにやられてしまった!

身長が高いと言ふことは手も長い、と言ふことで、10回もブロック・ザ・ショット(BLK)された。ゴールテンディングが2回ほど有ったので計12回は上空でボールを叩かれている(笑)

それにもメゲずリングにアタックしたビーコル選手は良いと思います。

ゲームはご存知かと思いますが86-65と大勝しました(笑)

ビーコルの場合、大勝した翌日は負けることがよくあり、我々は「ビーコルらしい」と言ひますが(笑)

現に昨シーズン東京相手に2月22日に87-55と大勝しながら、翌23日は71-74で負けてますので(汗)

 

日曜日のゲーム② 前半東京の井手を良くマークして5得点に抑え40-22でハーフタイムを迎えたのでちょっと安心でした、これで後半の立ち上がりを抑えればそのまま行けると思ってたんだけど、、、、

後半最初に入れたのは#3蒲谷、しかしその後は東京の金井、井手に3Pを決められ、徐々に詰められた、それが4Qになるとドンドン差が詰まってきた。

理由は、ビーコルが得意なはずのペイント内、と言ふよりゴール下を攻撃しなくなったから。前日のフォスターのブロックが頭にこびり付いて居るのだろう。簡単に攻め込めない。更に悪いことにセットを組んでユックリと攻めるがインサイドにボールが入らない。そうするといつものビーコル・ペースでは無く、リズムが作れずシュートのタイミングも悪く「撃たされた感」が強い。

それじゃ入るワケがない。尚更相手のペースにハマってしまう。

情けないことに第4Qはたったの7点。

オーバータイムで#13山田の3P✕2と最後に#3蒲谷がFTを決め78-76で辛くもに逆転、いや逃げ切った。

さてここで問題にするのはBigManにどう対処するかと言ふこと。

確かにフォスターのブロックはかなり高いところでボールを叩くから、簡単では無いことは確か。

それじゃ逃げてばかりで良いのかってことになるが、それじゃチキン野郎になってしまう。

一番大事なことは「アタックすること」で「弱気になって外からのシュートだけ」になるのが最悪!

1)基本はATB (Attack The Basket

攻めこむこと、逃げてはダメ!!

と言って精神論だけの神風特攻隊では撃沈するのが目に見えてます。

ガードorフォワードがペネトレイトでゴール下、つまりBigmanにBLKされる距離までドリブルしてシュートまで持ってゆく。最後まで行くと叩かれるのでシュート直前でBigmanがマッチアップしてた選手にショートパス。

ビーコルのイメージでは#13山田や#3蒲谷が突っ込んで#22カール・ホールや#50マーシャルへパスしてクイック・シュート、#50マーシャルだったらワザとユックリなシュートでファールを誘う、Bigman は対象が急に横に変わったので慌てて手を出しファールすることが多い。

又はアタックしながら中途半端な距離でシュートする。確かにこの距離は外す事が多いのですが、練習でBigmanの3mほど手前からのフローターやジャンパーをみっちり練習して入る様になれば、かなりの武器になります。

2)チャージングOK

先ず気持ちで負けないこと、だから「俺は逃げないぞ!」と味方と相手にアピール。チャージングを取るとその味が忘れなくて、また取ろうと消極的なディフェンスになるからつけ込み易い。3回チャージングしたらバカだけどね(笑)

3)最初はワザとBLKされる。

そうすれば相手はBLKの味を覚え次のシュートから必ず跳んでくるから、フェイクしてファールを取る。又は逆手を取る。ファールが嵩めば跳んで来れない。

4)Bigmanを引き出す

ビーコルでは#50マーシャルは211cmだけどハイポスト以遠のシュートも上手いので、何本かハイポストからシュートさせる。そうすればFTサークル付近に立たせた時フォスターは上がってくるはずなので、そこでゴール下に#22ホールやラーカイが飛び込んでボールを貰う。バウンド・パスが良いね!!

Bigman攻略1

5)多彩なシュートを持つこと

今更書いてもしょうがないけど、日本人はペイント内のシュートのバリエーションが少ない、フックショットすら出来ない。ボールの出処が同じだとBLKするのは簡単でファールも少ない。

6)3Pを入れること

当たり前だけど、3Pが入ればディフェンスが広がるので、インサイドで動ける範囲が広くなりBigmanを交わすスキルも発揮できる。

Bigmanを抱える多くのチームは小さくゾーンで守ってくるチームが多い。そこでマークが来ないからと言って簡単に外から撃っては相手の思うつぼ、相手は外から撃たせリバウンドを獲ろうと思っているからワザとオープンにして遠くから撃たせようとしてるのだから。オフェンス・リバウンドが獲れないと判ると外のシュートの確率が下がることは有名。

だからペネトレイトしてキックアウトするかインサイド・アウトしてからシュート、更にパスを回して完全にフリーになってシュートしたい。相手のディフェンス体勢が崩れればオフェンス・リバウンドも入りやすいから。これはスパーズの十八番。

シュートに関して。

1)1m圏内での止まってからのシュートはNG

BigManの手が長いから、ピボットしたりフェードアウェーしたりゴリ押しだけじゃ叩かれる。

これは実際の経験だけど、昔まだ若かった頃豊島区で「A&A」と言ふチームでやってた時、チームメイトに服部と言ふ196cmの男が居ました。40年以上も前だから今で言へば210cmほどの感覚かな、Bigmanだから動きは少し遅い。彼と遊びで1on1するけど、近づいたらフェイク掛けようがピボットで潜り込もうが、苦し紛れに仰け反ってシュート(当時はフェイドアウェーなるものは存在しなかった)しようが、抜いたと思っても上空でハエ叩きされ、ニヤニヤと笑われたもんです。

今回もカール・ホールが果敢にチャージしたけど、正面突破やゴリゴリの1on1も難しく、かなりBLKされました。

2)シュートのリズムを変える

レイアップ(ランニングシュート)ではスパーズのトニー・パーカーの得意技です。通常レイアップのステップ、右利きの人は「左足・空中でボール掴む・右足・左足踏み切り・シュート」ですが、このリズムはブロッカーも身体で覚えていて、シューターの左足踏み切りに合わせて跳びます。フォスターは特に上手い。

Parker

それを「左足・空中でボール掴む・右足・シュート」と1タイミング早く踏み切ることでBigmanが上空へ達するタイミングをズラすことでシュートが成り立ちます。

パーカーの動画を見て下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=Hw4d8m22qrQ

8)ボール位置を変える

走り込んでのレイアップで、NBAではよく見る「跳んでからのダブル・クラッチ」が有効です。

一度は通常のレイアップ風にしながらボールを下げタイミングとボールの位置をズラしてシュート。

多くのディフェンスはシュート時のボールの位置は判断して、そこに手を上げてきます。しかしボールの位置をズラすと、中々対応できないからシュートが可能になります。

積極的にボールをスイングしてコースを変えたり、ボールの出処をずらしたりしてシュート。ブロックに来たBigmanの手に絡ませるようにすればファールを取れます。

通常のシュートでも、リバース・ショットでリングの向こうからシュートしたり、Bigmanの腕の外側から手を回し、相手の裏側でシュートすることが大事です。

https://www.youtube.com/watch?v=3bX2DuVxMAo

これの応用としてギャロップステップ(ホップステップ)やユーロステップが有効でしょう、急に動く方向が変わるので対処が難しくなる筈。

更に高難度のテクニックとして、通常ギャロップやユーロ・ステップはディフェンスが前に立っている時に使いますが、ディフェンスが左横に居るとき使いBigmanに当たりに行きます。上記の「シュートのリズムを変える」で書いたように一歩目の右足(or両足)で踏み切れば相手は踏み切る1歩前なので準備中、更に身体を寄せられることでジャンプ出来ない。

リズムを変え相手を飛ばさずシュート出来ればOK!

上手くすればファールも取れる。

7)超密着

1m圏内はダメと言って置きながら、さっと逆じゃないか! って言はれそう、(笑)

中途半端な密着はNGですが、超密着はBigmanの裏側に入ったり、背中越しにシュートすることです。Bigmanの正面は強いのですが横だったり裏側は弱点です。これは後に出てくる「ボールの位置を変える」にも繋がります。

右利きが多いので相手の左側を攻める。離れたところからチャージング覚悟でスピード付けて相手の左肩を攻撃する。

以上の各項目はSanAntonio Spursが良いお手本です。下の動画を見て下さい。相手のペイサーズ(ゴールド・ユニフォーム)にはロイ・ヒバートと言ふBLKの上手いBigmanが居るので良いヒントになると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=k0HhaTVfxZE

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