bjリーグから大阪エベッサ、リン・ワシントン選手の薬物輸入に端を発した薬物問題の答申が昨日リーグから以下の様に発表されました。

 

II 調査の経緯と報告
1 簡易キットによる全員検査と精密検査実施の指示
3月16日、bjリーグにより、選手全員を対象として、簡易キットを用いた薬物検査(以下「一次検査」という)が実施された。その後、同月22日にその正式報告を受けた委員会は、一次検査の方法及び検査結果を検証した。

その結果、一部に陽性反応が出た者がいたが、この検査がワシントン選手の大麻事件の報告を受けた後、短時間で緊急に全選手に対して行なうという簡易検査だったため、

(1)キットを使用した検査に当たって手続き的に厳密性を欠く部分があり、検査結果をもって直ちに特定の人物の使用と断定することが法的に困難であること、

(2)選手の中に違法薬物と同一の成分が含まれている可能性がある治療薬を処方されているケースが想定されたことから、一次検査の結果のみに基づいて違法薬物摂取の事実ありと認定することはできないと判断せざるを得なかった。

以上を勘案して、委員会は一部の選手について精密検査をする必要があると判断し、チームに対して精密検査の実施を指示した。

2 要再検査対象者に対する精密検査
精密検査は2012年4月3日から4月5日にかけて、精密検査が必要と判断された5名の選手に対して実施された。

精密検査は、医師立会いのもと、わが国唯一の世界アンチ
ドーピング機関(WADA)指定のドーピング検査機関であり薬物検査において実績のある三菱化学メディエンス株式会社の定める方法により実施された。検査結果としては、当該5名全員につき陰性との結論であった。

なお、本検査は個人及び団体に関する個人情報及びプライバシーを含むものであり、本検査の取扱いにおいて、個人又は団体の権利を侵害することのないよう、十分留意されたい。

III ワシントン事件の検証
ワシントン事件に関する調査については、委員会が設置された3月15日のbjリーグの代表者会議において、一次的には所属チーム(大阪エヴェッサ)の設置した外部調査委員会(以下「チーム委員会」)の調査に委ねることを確認した。

4月6日、委員会はbjリーグを通じてチーム委員会の報告書を受領した。委員会においてその内容を検討した結果、チーム委員会が実施した調査は、調査方法及び調査結果において適切なものと判断した。

IV 提言
委員会は以上の結果を踏まえ、bjリーグに対して以下のとおり提言をする。
1)薬物問題に対処するための恒常的な内部機関(委員会等)を設置すること。
2)違法薬物使用の防止を目的とした抜き打ち検査の実施や違法薬物撲滅キャンペーンへの協力等、薬物問題全般に対する真摯な取り組みを行うこと。
3)違法薬物対策のみならず、アンチドーピング対策も可及的速やかに導入すること。

 

本報告を受けまして、私どもの薬物問題に対する準備、及び、体制は不十分なものであったことを改めて認識しております。
今後の違法薬物対策には、強い決意で臨む必要があることを自覚し、不退転の覚悟で実施してまいります。

 

と言ふものです。今まで日本のバスケット界では薬物とは無縁と思っていた人が多いから、ついつい無関心になってしまっていたのでしょうね。

でもこれだけ外国人が入ってくると、昔のままじゃダメですね。

bjでは一応検査したり、結果発表をしましたが、他のリーグはどうなのでしょう?

ドーピングはやっていると聞きましたが、それで薬物まで調べられるんですかね???

「今まではこうして対策を立て実行してきました。」とか言ふ報告は聞いて無いですね。

bjだけの問題じゃないと思いますよ。

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

No comments yet.

Comment feed

コメントする

カレンダー

2024年4月
« 4月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ

BasketBall Net ProShop