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今では当たり前になったアスリート用生地、吸汗速乾と言ふ機能素材の生地。

汗を吸って、すぐに乾く(発散させたり蒸発させること)シャツ等の生地ですね。

これが有名になったのはUNIQLOのドライシャツのお蔭かな?

 

高温多湿で汗をかき易い日本には打ってつけの生地で、この10年ほどでしょうか、バスケットでは広がりましたね。実際のところ、これは一度来たら離せなくなりますね、特に汗っかきの人には。

この流れは10数年前のNIKEのクールマックスと言ふポリエステル100%の生地から始まってます。それが日本に入ってきて、良い素材と判り同様の機能素材が各社で開発され一般の下着系で広まり、単価が安くなりスポーツ界で大量生産されるようになりました。

それまでは運動用素材としては木綿が一番(経済性も加味されている)とされてました。確かに汗を良く吸ってくれました、が、吸い過ぎてシャツが重たくなってしまったのです。

でもそれしかないので、木綿系素材を使用してましたが、クールマックス以降、変わってきました。

(注 毛糸は吸汗発散に優れているが、高価なことと洗濯性が低く、頻繁に使用するスポーツ競技には向いて無い)

この機能素材は夏は勿論、冬の運動にも持って来いなんです。冬に運動して汗をかき、そのままにすると汗が冷えて身体まで冷たくなってしまいます。その点これは汗が肌に触れ無いので寒くなりません。

この機能素材、実は2代目なんです。

初代は1980年頃日本へ入ってきた「オーロン」と言ふ素材です。

これはアメリカのデュポン(DU PONT)社と言ふ化学研究所開発会社(ライターで有名なS.T.Dupontとは違います)が登山用として開発したものです。この会社、現在はフライパンのテフロン加工で有名ですね。

オーロン見開き広告

それを当時私がHoopHaven SAKAIの企画宣伝部長の時代にソックスに採用しました。

上はSAKAIの広告です。

DU PONTでは「WICK & DRY(吸い上げて乾燥)」と言ふキャッチフレーズで売り出してました。

WICKとはロウソクやランプの芯のことで、点火すると液体のロウや油を吸い上げることから「汗を吸い上げて乾燥させる」と言ふ意味で使用したようです。

 

この続きは次回、、、、、

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