活動を休止したbj仙台89ersの元ヘッドコーチ浜口 炎さんに付いて書かれた英字新聞The Japan Timesの記事を紹介してます。
↓がそのサイトです。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/sp20110314eo.html
3/14/2011 The Japan Timesの訳
浜口監督、確かな舵取りで89ersを導く。
エド・オデヴェン著
浜口氏は、「私の哲学は3つの事から成り立っています。」と春日部市民体育館において語ってくれた。
「お互いを尊重すること。基本重視のチームバスケットボール。一生懸命にプレーする、協力してプレーすること。」この三つの点に付いて試合の後のインタビューで説明してくれた。
「まず最初にお互いを尊重し合う事。私はすべてを管理する権力者ではありません。もし選手がいなければ私はコーチできません。もし、マネージャやトレーナーもいなければチームが成り立ちません。よって私たちはお互いを尊重し、選手や色々な人々でチームが成り立っている事を理解しなくてはなりません。」
「次に、基本重視のチームバスケットボールに付いて、今は私たちも才能を持った選手がチームにいますが、他のチームに比べて格別に才能が勝っているとは思いません。日本人選手だけを比べると、埼玉や他のチームの方が優れた選手がいます。」
「やはり、基本を重視しているチームこそ勝利につながって行くと思います。」
「3つ目、一生懸命にプレーする、協力してプレーする事は、私の大学時代の監督(日立サンロッカーズHC監督 小野秀二氏)から教えて頂きました。」
bjリーグに入って最初のシーズンを89ersでプレーしたオールスター フォワード、マイク・ベル選手も浜口氏のコーチングの哲学は選手たちに受け入れ理解されていたと語る。
「監督は我々選手に協力してプレーする事を指導した。そして私たちにチーム力が備わり、さらに練習するように言いました。私たちは常に次の練習に備えていました。」
何に備えていたのですかと聞いてみた。
「課題は毎週変わります。」と彼は答えた。「対戦相手によって代わります。やはり対戦相手の強みに対し備えますが、実際に大事なのは自分たちが相手に何ができるかです。実際は対戦相手の強みにはそれほど恐れていません。自分たちが自分たちの最高のプレーをすることが勝利へとつながります。」
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浜口氏のコーチングキャリアは1994年に始まった。25歳になった年、愛知学泉大学のアシスタントコーチとして7年間勤務。その数年後、渡米し、カリフォルニア州 バイオラ大学でコーチングスタッフとして在籍(2002-03年)、そしてアリゾナ州立大学で(2003-04年)過ごす。
現在カレッジレベルの監督として41シーズン目またアーカンサス大学で4シーズン目になるロブ・エバンズ コーチの元、ボランティアアシスタントコーチとして学ぶ。89ersの監督就任まえの1シーズン、トヨタ自動車アルバルクのアシスタントコーチとして就任する。(2004-05年)
「彼のことはよく覚えています。」とエバンズ氏はEメールで述べている。「彼はとても勤勉で毎日練習中ノートに記録を取っていた。毎日早くから練習に来て、少し下がった所から観察するようにしていた。しかし練習で起きている事のすべてを吸収している事が分かった。彼が成功すると確信していたが、実際に成功し活躍している事を聞いてとても嬉しく思っています。」
指導者は逆境において他者を導いて行く事は試練である。今現在起こっている事は先行き不明瞭の中、最大の試練であるが、将来89ersが再び宮城県の人々を勇気付ける事を願う。
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