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前から気になっていたのがピヴォット及びピヴォットフットの起源です。

ドリブルは床にパスした、と言ふ解釈でハーバード大の学生が行った、と以前書きました。

 

しかしずーっと気になっていたのがピヴォットのことです。

ピヴォットって誰がどうして発明、発見、又は作り出したのか、ズーっと気になってました。

 

それならば、バスケットの歴史のことは水谷 豊先生に聞くのが一番、と言ふことで先週の女子日本代表vsスロバキア代表チームの時に聞いてきました。

水谷先生は東京教育大卒業後桐朋学園にお勤めしていましたが、私が月刊Bsketball Illustrated誌の編集をしていた時にバスケットの歴史についての原稿を書いて貰っていたので、良く知って居ます。

 

カナダ人でYMCAトレーニングスクールの講師ジェームス・ネイスミス氏は1981年にマサチューセッツ州スプリングフィールド のYMCAで、雪の多いこの地方で冬場に行うフットボールの代わりになる体力を使うスポーツとして考え出したのがバスケットボールです。

その時ネイスミスは13のルールを考えましたが、その第三番目に「A player cannot run with the ball.The  player must throw it from the spot on which he catches it; allowance to be made for man who catches the ball when running at good speed.

とあります。手っ取り早く訳すと「選手はボールを持って走ってはいけない。選手はキャッチした場所から(ボール)を投げなければいけない。しかしある程度の速さで走っているときにキャッチした時は許される」

つまり、止まってボールをキャッチしたら動いてはいけなかったわけです。

となるとディフェンス側はボールを持った選手に強いプレッシャーを掛けますよね。

そんなある時、ボールを持った選手が逃げようとして片足を引いてしまった、と考えられます。

でも片足が付いていたのでRunではない、だから合法的だろう。

そこからピヴォットの定義が生まれたらしいのです。

文献で残されていないのでハッキリしないが、偶然の産物で、それがルール化されたのではないか、と言ふのが大方の見方だと水谷先生は言ってました。

 

良い話でしたねー。

ちなみにスプリングフィールド(Spring field)と言ふ地名はアメリカ国中に多く有り、イリノイ州の州都もそうなので間違わないように。

現在はバスケットボールの殿堂(Naithmis Memorial Basketball Hall of Fame)が有ります。

ちなみに私は建物を建て替える前に行きました。

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