開幕から5連敗、多くの方は「今シーズンもビーコルはこんなものか!」と思っていたでしょう。

でも、私は悲観してませんでした。

カラーロゴ25mm

理由は2点あります。

1)準備期間が短かったこと。
選手全員が揃ったのが開幕戦の週だった上、メンバーが12人中8人入れ替わることは、一人ずつ集めて出来た新チームと同じことで、チーム作りには時間がかかるため、チームとして機能するには最低2か月は必要だろうと考えていたからです。

案の定立ち上がりは、攻撃の中心となる#1川村(以下タク)と#42ウォッシュバーン(以下Jウォッシュ)にボールを集めようとしすぎたため、自分たち本来のプレーを忘れ動きがチグハグナでした。

2)相手が強すぎたこと。

強豪と言はれた元NBLの中でも特に強かった東芝、トヨタ、アイシン、ブレックス、日立の中の2チームと開幕2節で対戦したことです。日立は全日本代表で活躍したブラウンと満原の2人を擁し、東芝は1月の日本総合選手権で準優勝、5月のNBLファイナルスで優勝し、更にそのメンバーからは控え選手1人抜けただけの最強豪チームです。

それでも開幕戦の強豪・渋谷に残5分まで接戦を展開、次の川崎戦では勝利まであと一歩のところまで追い上げています、いずれも#3蒲谷を怪我で欠いていながら。

負けても試行錯誤しながら勝てる道を探していましたが、チームを渡り歩いてきたベテランが多いことで驚異的速さでお互いを理解し、各自やるべきことを明確にできたことです。そして自分達のプレーが出来る状態になってきたのが第3節と言ふことなのです。

5連勝中で中地区1位だった三遠に接戦し敗れたものの、次のゲーム②で#0細谷(ほそや)が39得点と大爆発、そして先週の富山戦は79-77、81-69とアウェーで2勝、最近3連勝と乗ってきたビーコル海賊達です!!

 

選手を紹介しましょう。

#1タク(193㎝)は3Pも得意ながらドリブルでリングにアタックできる元全日本代表の点取り屋だけではありません。アシストも多いのです。でも困った時はタク頼み、先週の15日も残5秒で3Pを決めオーバータイム(延長)に持ち込みました。コンスタントに得点出来る選手。

#42Jウォッシュ(208㎝)は高さにスピードとシュート力を合わせ持ったペイント内(ゴール下周辺、以下I/P)で活躍する現ブルガリア代表選手。3Pライン手前からでも簡単に撃てるシュート力を持っていて、現在平均得点16.9点でチーム#1。

#0細谷(173㎝)はスタメンに昇格した三遠②で39点、更に富山②でチームハイ23点を挙げた3Pを始めとするシュートが得意な選手で、ドリブルで相手をかわしてシュート出来るのが強みですが、もう一つの魅力はドリブルのスピード。

#4パーマー(203㎝)はI/Pから3Pまで幅広く攻撃できる優等生。15日vs富山①のオーバータイムでの全8得点で勝利に貢献したように、徐々に本来の力を出しつつあるのが心強い。

#10パプ月瑠(200㎝)はI/Pで身体を張ってディフェンスしたり、鋼の身体と強い心を持ち、オフェンス・リバウンドに跳び込んで獲ってくる。19本連続ミスしてた苦手なFTも15日富山①の第3Q残3分02秒に見事2本決めた!

#2高島(191㎝)は川村や細谷のようには派手さは無いがディフェンスが良くシッカリと点を取ってくる大型ガードの仕事人。

#5湊谷(191㎝)はピュアシューター(純粋なシューター)で尚且つドリブルやパスも上手く、やっとチーム内でのシュートタイミングを見出したようで、撃つ本数が増えてきて力を出してきた期待の選手。

#25竹田(188㎝)はバスケットを良く知っている頭脳派、ベテランシューターで有りながらディフェンスの読みも良い。

#13山田(180㎝)は竹田と共にビーコルの頭脳でありコントロール・タワーであり、アシストでビーコルをリードしているが得点が欲しい時には自らシュートを決めてくる純粋のPG。

#33喜久山(173㎝)は独特のリズム感でNBA的センスを持ち3Pシュートが得意な若手PG。そのプレーは見ている人をワクワクさせます。

#7堀川(191㎝)は外国人や大型選手のディフェンスには無くてはならない選手、実は3Pシューターでもある。

#3蒲谷は怪我で欠場中。今節の出場は未定です。

今シーズンのチームは平均出場時間10分以上が9人と起用できる選手が多いこと、更にベンチメンバーの得点力が高いのも今シーズンの特徴です。

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グラフにしたものがこちら、 %e6%96%b0%e6%bd%9fstats%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95%e3%81%a7%e3%83%bc%e3%81%9f16-10-22

 

今節の対戦相手新潟アルビレックスBBは同じ3勝5敗で4位ながら、ビーコルが勝てなかった渋谷に1勝し三遠にも勝っている強いチームです。

得点の中心となるのは#13チャップマン(208㎝)と#54ガードナー(203㎝)と言うタイプの違う外国人。チャップマンは長身ながら3Pの確率が47%と高く大量得点出来る選手、平均得点も19.0点でチーム#1で、調子に乗らせると厄介な選手ですが波があります。

ガードナーは身長こそ低いものの幅を活かしてI/Pでパワーでゴリゴリやって来てコンスタントに点を取る平均18.9得点の選手です。

スピードスターでイケメン#7五十嵐(180㎝)はドリブルだけではなく3Pも得意で平均10.9点を稼ぐ選手。しかし2桁得点者はこの3人。ここに割り込んでくるのは最近伸びてきたシューターの#0遥(194㎝)で、柔らかいタッチで3Pを決めます。更に「新潟の心」#23佐藤公威(187㎝)の存在を忘れてはいけない、要所要所で決めるシュートやスティールが得意のベテラン選手。そしてこれらを束ねるのが純粋PG#3畠山(170㎝)、ゲームコントロールに長けアシストが上手いうえ、シュートも上手い選手です。

全体的に3Pを撃ってくる本数がビーコルより多いのですが、確率は30%で、ビーコルの35%と比べるとそれほど高くありません。

MATCH UP チャップマンには動きの良いJウォッシュとパーマー、ガードナーには身体を張れるパプや堀川も良いかもしれない、五十嵐にはスピードで対抗出来る細谷、ベンチスタートのPG畠山には高さで高島、となるとタクが余る、 それに竹田も山田も湊谷も居るよ(笑)

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