» 2013 » 12月 » 30のブログ記事

23日から始まったウィンターカップも29日の男子決勝で幕を閉じました。

 

決勝は宮城県代表#3シード明成高vs福岡県代表#4シード福岡大大濠高

 

明成の武器は1年生センター197cm#14八村 塁(1年、奥田中)と3年生#6植村 哲也(177cm、小岩4中)と#4金子 大希(173cm、本丸中)のちびっ子ガード・デュオ。そして地味ながら3P得意な#11宮本(3年193cm蒲町中)と#10白戸 大聖(3年185cm熱海中)、以上日本U-16代表選手。

全員が積極的にATBも3Pも撃ってくる。

対する大堀は大型フォワード#14杉浦 佑成(3年194cm梅ヶ丘中、U-16,U-18代表)とガード青木 保憲(3年180cm安倍川中U-16代表)とシューター#13津山 尚太(2年178cm北谷中U-16代表)。

1on1が基本、ボールを持ったら攻めるのが基本姿勢。

 

明成はインサイドの八村へボールを入れ得点するのが基本。

それに対して大堀はフルフロントで#17増田(1年生190cm静岡大成中)が八村を守るが八村のポジショニングが上手くボールを入れられてしまう。

2013-12-29 12.21.44

もっとも明成は八村へのパス練習に多くに時間を費やしていて、各種場面を想定して練習させていたそうだ。

だからNBAでやるような裏の方へのフローティングパスも行うが、基本的にはアングルを変えたりしながらインサイドが開けば、必ずパスを入れていた。

この技術は日本すべてのカテゴリーの中でもトップの技術であり考え方だと思う、NBLでもポストアップしてる選手へのパスはヘタクソが多いから。

そう言へば前日の女子決勝の岐阜女も#7ロー・ヤシン(3年187cm)へのパスも多種で、練習した成果が出ていたように思へます。

でっかいセンターを安直に遣うチームが多い中で、シッカリとパスの仕方を指導していたのが判る良いチームでした。

 

話はを戻します。

八村にマッチアップしていた増田では付ききれないと見て、後半は杉浦がマッチアップし、前半24得点だった八村を後半はたったの8得点(4Qは2点のみ)に抑えた。

しかしディフェンスに集中すれば、得意の外のシュートは確率が悪くなる。

大堀の片峯コーチは、前半の49失点は取られ過ぎで大濠本来の守るのバスケットではないので、ディフェンスを重視する為に、失点を抑えることを選択した、と私の質問に答えてくれた。

たとえ杉浦の得点が落ちたとしても、津山と青木の3Pでカヴァーしてくれると計算したのかもしれない。

不調だった青木の3Pが前日の京北戦終盤から入りだしていたからだ。

ところがこれが大誤算、12本の3Pを撃ったものの、1本しかネットを通過させられなかった。

チームもショックだったろうが、青木本人が一番悔しく辛かっただろう。

対する明成は植村と金子が苦しい場面で3Pを決めて引き離した。

 

このゲームのもう一つキーは明成の2-3ゾーン。

第2ピリオド残7分30-24と明成がリードした時に大濠がCTOを取ったが、その直後から明成はゾーンに切り替え、差を開いた。

 

得点経過や戦評は 日本協会の公式ページにあります。

 

今日も東京体育館は満員でした。女子決勝の昨日は8、648人でしたが、この日の入場者数は、ゲームが終わって1時間しても発表になりませんでした(大汗)

どうにかしてよ!!

カレンダー

2013年12月
« 11月   1月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

アーカイブ

BasketBall Net ProShop