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法政二高を神奈川県の大会で見てきて、この数年変わってきたと感じてました。

鈴木現コーチ(監督)になって何年経っただろうか、当初はアシスタント的な役割で、完全にコーチを引き継いでからも前任者が教えていた選手達がいる間は、鈴木色を出せず、成績は悪かった筈。

しかしその選手達が卒業した後にやっと鈴木色を打ち出してきた。

見た目で直ぐにわかったのは生活態度で「チャラさ」を無くしたことだ。お坊ちゃん的な子が多かったことから、以前は伸び伸びと、他人から見ると顰蹙を買いそうな振る舞いが少なくは無かったが、それが無くなった。

規律正しい行動が多くなり、他人に対して気を遣う行動も多くなった。

今夏IH神奈川県予選、ファイナル4に残ったものの桐光学園に敗れて出場権を取れなかったゲーム後、傷心してるはずなのに、自分達が座って乱れた椅子を真っ直ぐに並べ直していたのは和泉キャプテンだった。他の選手もそれを手伝い、最後はマネージャーたちが床を拭き取り次のチームへベンチを引き渡した。

13IH法政椅子

また9月に行はれたツインバスケットボール関東トーナメントにチーム上げてボランティアに来てくれました。このことは 関東車椅子ツインバスケットボールトーナメント大会 最終日 で書いているので、ご存知の方もいると思います。

 

とは言へ、私立で偏差値も高い学校なので簡単に選手を取れるわけでは無く、直ぐに強くなれたわけでは無かった。

まあ今年のメンバーにしても個人能力は高いものの、身長が低いと言ふハンデを背負っていて、精神的なタフさを持っていても県内でベスト4止まりのチームと言ふのが大方の見方だった、桐光と県立厚木東がずば抜けていたので。

IH予選では敗れたものの、11月のWC予選(神奈川県はIH予選のファイナル4だけでトーナメントを行う)で優勝候補#1桐光を驚異の粘り腰で逆転勝ちした。

夏から進歩したところだろう。

鈴木コーチに言はせると「今年の3年生は天狗になりやすい子が多くて、変に勝ったりして調子に乗られると嫌なので、練習ゲームは少なくしたんです。」 それがこのゲームにどう影響したのか?

 

興南戦のゲーム展開として、前半リードされても、徐々に追いついて最後で逆転すれば良い(これは法政スタイルなので)、と読んでいましたが、追いつくのが早すぎました、とも言ってた。

逆転するためにかなりのエナジーを必要とするので、その後が続かなくなることが多い。

その上、上から攻撃を仕掛けてくることが多い興南に対して、トップや外を中心にディフェンスしているため、ゴール下が疎かになったが、そこを興南は見逃さず、連続してペイントエリアを攻めてきて得点された。(リングにアタックするのはバスケットボールの基本だから)

しかし外からの攻撃が強いと言ふ印象が法政二に染み込んでしまったのか、中々インサイドに集中できなく、それが大差を付けられる原因となってしまった。

 

戦ってみての興南高の印象について鈴木コーチは「1on1の強さと身長の高さがありました。ベンチ・メンバーに良いプレーをさせてしまって、それで盛り上がられてしまいました。ゲーム前に考えていた沖縄のプレーとは違い、キッチリとやってくる良いチームでした。このチームはかなり強いですよ。」

「神奈川のと違いは、力強さとスピードですね。」とも話している。

 

とは言へ、夏までは大事な場面で2年生に任せ、実際に活躍され、不甲斐ないと言はれていた3年生だったのが、「この大会は3年生が活躍してくれました。それが法政らしいと言へばそうなんですけどね。」と最後は鈴木コーチが褒めてくれました。

法政に関しては精神論(ちょっと違うかな?)指導法等を突っ込んで書きたいとは思ってますが、シッカリと取材してないので、とりあへず上っ面だけですが書いてみました。

いずれ「スズキズム(鈴木イズム)」なるものを書いてみたいなー、と思ってます。

 

この日はベンチには入れなかった選手やOB、父母を含め大応援団となり、選手のプレーの後押しをしてくれたが、今一歩及ばず沖縄の興南高に敗れてしまったが、帰り際に応援団の中から「興南頑張れよー!」 「次も勝てよ!」といふ声が。

WC13法政応援団

それに対して興南サイドからもエールが帰ってきた。

高校バスケットって良いなー、と思った瞬間でした!

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