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先週末NBAでは騒動が起こりました。

現地時間29日に行はれるスパーズ@ヒート戦で、スパーズは主力の4人を出場させず、家に帰しました。

 

スパーズは5連勝中で13勝3敗と絶好調、ウエスタン・カンフェレンスではレイカーズ、サンダーと並んで、今シーズンのファイナル進出の大有力候補です。

対するヒートはご存知のようにディフェンディング・チャンピオン(前シーズン優勝チーム)でBig3に加えセルティックスからレイ・アレンをFA移籍で補強して、イースタンでは無敵状態です。

スパーズアリーナ07

その対決が29日(木)にあるので、全国民注目の的(これは言ひ過ぎ(笑))のカードでした。今シーズン・ファイナルの前哨戦かもしれないので。

ところがスパーズはティム・ダンカン、マニュ・ジノビリ、トニー・パーカー、ダニー・グリーンの4人を出場させませんでした。ヘッド・コーチのグレッグ・ポポヴィッチは飛行機で帰宅させました。

主要ゲームじゃない場合には良く使う手段で、NBAでも認められてます。怪我の多いフットボールでもプレーオフ出場を決めると主力選手を休ませることは良く有るそうです。

 

しかしこのゲームはNBAファン注目のカードです。

これに対しNBAコミッショナーのデヴィッド・スターンは怒り、スパーズに約2.000万円の罰金を言い渡しました。

 

どうしてポポヴィッチは選手を帰宅させたのでしょうか??

一説にはNBAのカーディング(スケジュール)に対しての抗議だ、と言はれます。と言ふのはスパーズには過酷なスケジュールでした。

アメリカ中西部南に位置するサンアントニオがホームのスパーズは21日から過酷なロードトリップが始まりました。

21日は3000㎞離れた東海岸のボストン、23日は更に1500㎞離れた中部のインディアナ、25日はボストンとの中間に位置する800㎞の距離のカナダ・トロント、翌26日は640㎞ほど南下してワシントンDC、28日はグッと1300㎞南下してフロリダ州オランドーと来て29日がマイアミで、更に2日後は1400㎞も離れたメンフィスへ、と言ふ具合、11日間で7ゲームです。(距離はいずれも大雑把な数字です)

それに対して王者ヒートは、21日ホームでvsバックス、24日同じくホームでキャバリアーズ、そして中4日空いて29日vsスパーズと言ふ訳です。

このスケジュールは、、、、、、、、、、、、、、

正直不平等で酷過ぎでしょう。

だからベテランの主力(ダンカン36歳、ジノビリ35歳、パーカー30歳)を休ませたかったのです。

SpursBig3

その為アメリカでは6割以上がポポヴィッチに対して同情的、と言ふアンケートも有りました。

 

ただ問題は有ります。

スパーズの事情は分かるけど、このゲームは多くのファンが見たいゲームで、有料TVの全国ネットにもなっているし、多くのファンが高価な入場券を買って期待していたゲームです。

そしてスパーズ側はそれを事前にヒートなりNBAには通告してなかった、と言ふことです。これはファンに失礼ですね。

 

この件では、マーベリックスのオーナーで、NBAへのクレーマーで罰金王のマーク・キューバンもポポヴィッチの考えに協賛しながらも、ファンや中継するTV局の損失も考えなくてはいけないと苦言を呈しています。

その上で、キューバン氏は「NBAのカーディングの失敗」を非難しています。

あなたはどっち派ですか?

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