» 2010 » 3月 » 21のブログ記事

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★左が東頭くんです。

木曜日に行はれた東頭君の「映像を使ったコーチングの魅力」東頭くんの講義をまとめて見ました。

何故コーチングに映像を使うのか、それは3個の要素が挙げられます。

①??? 疑似体験力②共通力③証明力の3点です。

①??? 疑似体験力-人間は夢と現実の区別がつかない、と言はれています。そのためイメージするだけでも筋肉は実際に行動しているときと同じように反応しているそうです。

実際にEMG(筋電図)に反応が現れます。

例えば、FTの練習も、実際にシュートしなくても、イメージするだけでシュート率が向上する、と言ふデータがあるそうです。またソ連の女子体操チームに、実技をさせないで頭の中でイメージさせただけで演技が上達した、と言ふ実験データもあるそうです。

②??? 共通力-言葉で表しても、コーチと選手では経験の差等でイメージが違っていることが多い。

例えば大学のチームでのことで、全国でも常に上位でディフェンスの強い高校から来た選手をA君としましょう。もう一人身体能力やシュートが上手いけれど全国レベルを経験してない選手をB君とします。

コーチが「ディフェンスでもっと強いプレッシャーを掛けろ」と指示したとしましょう。

A君はコーチが思ったとおりのディフェンスをしますが、B君はプレッシャーが掛けられません。

コーチはついつい「もっと強くプレッシャーを掛けろ!!」と言いますが、B君はやりません。

なおもコーチは怒鳴りますが、相変わらずB君のディフェンスは緩いんです。

そこでコーチはついに「俺の言うこと聞けねーのか!テメー俺をなめてるのか!!」っと切れてしまいました

B君は戸惑ってます。当人は一生懸命にプレッシャーを掛けてるつもりなんですから。

でも経験してないのでコーチがイメージする「プレッシャー」と大きくかけ離れていたわけです。

もしこの時、コーチが強いプレッシャーを掛けているチームのビデオを見せて、「この場面ではこのようにディフェンスしなさい」と指示してたら、B君もプレッシャーを掛けられていたかも知れません。

このようにコーチと選手との温度差をうめるためには、映像を見せて判らせることが良いのです。

先日行はれたエンデバーで、明成高の佐藤久夫さんは次のように言ってます。

「プレーの見本を見せるなら完璧に行え!」

その為には良いプレーをしているテープを選手に見せることは良いことだと思います。

また、人間の印象の60%以上が言語以外の要素で決まる、と言はれています。

現在JBLで最もボールハンドリングが良いのが西村選手(日立←東海大)と言はれてますが、子供の頃にMixTapeTourを見ていたことが影響しているのじゃないか、とされている。

③??? 証明力(間違いの指摘)-選手はやっていることが判っていないことが多いものです。

例えばスクリーン・プレーでブロックに行って、オフェンス・ファールを取られた時。選手が「俺は動いてない!」と思っていても、実際は気が付かないんだけれど、ディフェンスの方へ動いているケースが良くあります。

だからテープを見せて、テープに動いているシーンが流れれば事実として納得せざるを得ないわけで、素直に聞き入れることが多いものです。

JBL日立の小野秀二コーチはゲーム後のミーティングで、選手のミスプレーについては話さないそうです。それは自分の記憶が間違っているかもしれないからで、家に帰ってテープを見て確認してから翌日話すと言ふことです。

さあそれでは実際にどのようにコーチングに活かしたら良いでしょうか?

1)ミスした選手に見せる。

その場合、ミスした場面を何度も見せるようなことはさせず、コーチが求めるプレーの映像を見せ、イメージさせるほうが良い、とのことです。「ミスした」悪いイメージを残すと、次回のプレーに影響を与えかねないからです。

2)新技術を教える時。

言葉の説明だけでは、選手はイメージがわかないことが多い。

実演して見せるのが良い方法だが、それではコーチが出来ることしか教えられない。

その時に映像を見せれば、成功のイメージを共有できるわけです。

3)スカウティング

これはこのあとJustin Tanisawa氏が講義してました。

 

4)個人、チームのパフォーマンス

シュート・フォームの矯正や修正のために使います。

5)チーム・ケミストリーやモチベーション・アップのため。

初めて聞いた効用です。北京オリンピックのTeam USAがモチベーション・アップのために、国旗やら戦闘機やら忠誠心を煽ったり、感情的に盛り上がらせるためのテープです。

以上、東頭さんが話したことをノートしたため、間違っている所もあるかもしれませんが、こんな内容の話でした。

やっと日本協会がbjリーグを認めました。良かった。

?以下はbjリーグhpからの転載です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 bjリーグの財団法人日本バスケットボール協会(以下「JBA」)への、リーグの承認、チーム加盟及び選手登録の承認が決まりましたのでお知らせします。

bjリーグでは、2008年12月以降、トップリーグ在り方検討委員会に参加するなど、bjリーグの承認、チーム、選手のJBAへの加盟及び登録に関しまして、前向きに調整協議を進めてまいりましたが、このたび3月20日に行われましたJBA理事会において承認となりました。これにより、2010年4月に向け、bjリーグの承認、チーム、選手のJBAへの加盟及び登録の手続きを進めてまいることとなります。

bjリーグは、2005年11月の開幕以来、bjリーグ宣言を基に活動を続けてまいりました。その結果、バスケットボールのファン層の拡大、地域社会への貢献が認められ、今回の承認となりました。今後は、更なる日本バスケットボール界の発展のため、普及、振興などに、より一層努めてまいる所存です。

【河内敏光コミッショナー コメント】

このたびbjリーグの承認、チーム、選手のJBAへの加盟及び登録に関して承認をいただいたことを大変嬉しく思います。日本代表への道が拓けたことは、bjリーグで戦う選手たちにとっては大変励みになると思いますので、より一層試合に、練習に精進してもらいたいと思います。今後は、JBAをはじめとした皆様方と協議、協力をし、日本を強くし、バスケットボールを広めていけるよう努めてまいります。

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