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09関東ツイン4今日は新横浜にある横浜ラ・ポールで行はれた「2010年日本車椅子ツインバスケットボール選抜大会・関東予選会」を見てきました。

何度かここでも取り上げてますが、頚椎損傷と言ふ重い障害を負った人のためのバスケットボール です。普通の車椅子バスケットよりもっと重症な人向けです。詳しくはここをご覧下さい。 http://jwtbf.com/ 

信じられないでしょうが、健常者がシュートするときにスナップを利かせますが、指先や手首を自由に操れない人がほとんどです。腹筋。背筋が使えません。

上半身に障害がある為、305cmの高さまでボールを投げられない人のためにFTサークルの真ん中に120cmの高さのリングを作ってあります。障害の重さによってシュートできるリングを決めてあります。

ルールは健常者の日本協会と基本的には同じですが、ツインならではのルールもあります。

一番の違いは、下バスケットと上バスケットがあることで、障害の重さによってシュートするリングが決まりることです。

障害の一番重い人は「円内シューター」と言ひ、「赤ヘッドバンド」を付けてFTサークルの中に入って「下バスケット」にシュートできます。

★赤ヘッドバンドなので円内からシュートできます。

★赤ヘッドバンドなので円内からシュートできます。

其の次に重い人は「円外シューター」と言って「白ヘッドバンド」を付けてFTサークル外から「下バスケット」にシュートできます。

他の人は「上シューター」と言ひ、ヘッドバンド無しで「上バス

★円外からシュートのレッドブリックス(白) 赤はバスターズ

★円外からシュートのレッドブリックス(白) 赤はバスターズ

ケット」にシュートします。健常者はここになります。

俊敏に移動出来ないことから、時間に関するバイオレーションは長く設定されてます。

たとえばフロントコートまで8秒のところは15秒。

ショットクロックは30秒。

健常者のルールと違うのはこの程度かな?

そうそう、弥富さんから教えて貰ったルールに、重障害者の膝の上に置いたボールに触ってはいけない、と言ふのがありましたね。

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ただ、審判は大変です。車椅子同士の衝突に関しては、車椅子を止められる障害の人が、止める努力をしないで衝突したらファールなので、そこら当たりも見ないと大変です。

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競技として見ていて面白いです。今回は弥富さんにM2Mで解説してもらったら、益々奥の深い競技だとわかりました。簡単に言へば、ゴールが2個あるので「攻め方守り方が倍」になると言ふことなんです。

そこに赤ヘッドバンド、白ヘッドバンドと言ふ要因も入ってきますから。

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さて今日は選抜大会・関東予選会と銘打ってますが、選抜大会とは???

来年6月、愛知県小牧市で行はれる日本一を決める選手権大会の予選で敗退したチームが集まって、再来年の選手権大会出場を賭けて戦う予選大会のことです。他の競技と同様に強い地方と弱い地方との出場チームを平均化させるためのものです。

それの関東大会と言ふことで、横浜レッドブリックス、バスターズ、群馬グローリーの3チーム総当りで行はれました。

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今回は既に選手権大会出場を決めている神奈川ジャンクスが運営の手伝いをしてますが、障害者だけではゲームは出来ません、レフリーのように多くの健常者によるボランティアが必要になってきます。

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そのレフに異色の経歴の持ち主が居ました。船橋在住の田辺麻依さんです。

★田辺さん、可愛い してますが

★田辺さん

順天堂大でバスケットをやっていたてスペシャルオリンピックでのボランティア・コーチをした経験から、海外青年協力隊に入り2年間チュニジアで若い障害者に運動させる運動に取り組んできた経験を持ってます。

田辺さん以外のも、親子二代でツインのレフをやっている人とかも居ました。

またお手伝いしている健常者も多くて、楽しい会場でした。

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残念ながら、今大会の結果はわかりません。と言ふのも途中でブレイカーズのゲームのために席を外さなくてはならなかったためです。

もっと見たかった。

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