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昨日のBlogの写真にはもう一つの意味があったのです。
それは彼女が着ているユニフォームです。?
モノクロなので判り辛いと思いますが、前が紺で脇が赤なんです。
ところが注意深く見ると、脇部分が広くて、大きく前に出てきて、脇部分の方が面積が広い感じがします。
コレが問題になったんです。
?当時、シャンソン化粧品のユニフォームは濃い目のピンクでした。DKB(第一勧業銀行)とシャンソンとの対戦で、DKBは白地に赤の脇パネルのユニフォームなので、選手が横を向くとシャンソンと区別が付かない(付きにくい?)とかでミスジャッジをした、と当時の審判部長が説明してました。
?コレは問題だ、と言ふことでユニフォームの規則が必要、と言ふことになったんです。
それでメーカーやファンには評判の悪い「ユニフォーム規定」が出来上がったのです。
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今から30年ほど前です。
?規定作りには某大手総合スポーツメーカーに相談したらしいのですが、今では多くのチームのユニフォームを製作している某大手総合スポーツメーカーも、当時はやっとユニフォームに手を出しかけたときで、、ユニフォームやバスケットボールの知識がそれほど無い時代です。
強豪チームの殆んどは私がデザイナーを勤めていた専業メーカーの㈱堺が作ってました。
?なのにその専業メーカーには何も問い合わせが無かったですね。
?出来上がった規定は、あれは駄目、コレは駄目と、駄目駄目尽くしでした。
それを一度全メーカーを集めて発表しましたが、クレームだらけです。私が真っ先にクレーム付けたはずです[笑]
何しろ現場を知らない人が作ったものですから、突っ込みどころが満載だったはずです[爆笑]
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とは言へ一度決めたものですから、直ぐには直そうとはしません。
長い時間をかけて、ユニフォームの何たるかが判って来たのと、時代の流れも変わってきたこともあり、今はダイブ緩やかになってきましたけど。
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残念ながら最初の規定書は無くなってしまい、その後のものしか手元にはありません。
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と言ふことで、あのユニフォームは規定を作る切欠になった物なんです。
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