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神奈川県IH(インターハイ)予選で最終日(決勝戦?)では惜しくも延長の末に71-73で負けた慶應高(卒業生は塾高と呼んでます)ですが、メンバーの個人能力を120%出して戦う良いチームです。

この数年AO入試(Admissions Office入学試験。自己推薦入試、公募制推薦入試、自由選抜入試、特別総合入試、一芸入試とも呼ばれる)で以前よりは良い選手が入っている。
とは言へ他の私学のように自由に獲得出来るわけではなく、授業料や寄付金も多く、親への負担は大きいので、どうしても対象者は限られてしまい、そこそこの選手が取れる程度。

言っちゃ悪いけど、他所のチームへ行ってスタメンに入れそうなのは2人くらいかな?
それも危なさそう〔笑〕 殆どはベンチにも入れなさそう。

そんなハンデを背負いながら毎年そこそこのチームに育て上げてきたのは、卒業生でもある阪口祐昭さんの御蔭。神奈川県では有名なコーチです。
しかしメンバーが小型のため、いつも後一歩のところで関東大会や全国大会へ出られなかったのです。

ところが今年は大きな選手が居たので、準優勝してIH出場を決めましたが、32年ぶりとのこと。
実はその32年前に出場したのが阪口さんと、エースの権田隆人君のお父さんの哲也さんだった、と言ふ話は21日のブログに書いてます。

その話を阪口さんにしたら「奇遇ですよね」と。

さて慶應高は、その時権田君のワンマンチームに近い、とか書いちゃいましたが、それは言いすぎでした〔笑〕

基本的にはディフェンスのチームです。
そして頑張るチームです。

阪口さんと話していて、面白いことが聞けました。
「慶應高としては権田をPGに育てる」と言ふモノです。

現在身長188cm、チームで一番大きい選手をPGに育て上げる、と言ふことです。現在既にPGとして使っているけど、「大学4年を目指して育て上げ、その時は日本代表チームのPGとして、世界へ通用する選手、日本になって欲しい。」と野望も秘めてます。

場内が暗くてピンボケです。左-権田、右-諌山、共に2年生で有望選手です。

場内が暗くてピンボケです。左-権田、右-諌山、共に2年生で有望選手です。

こう言ふ考え好きですねー。
大好き!!!

単に自分のチームの勝ち負けにこだわるのじゃなく、日本の将来を視野に入れている高校コーチ。

西田さんの「世界基準」にも通じるところもあるし、トルネード的(?)でもあります。

現在高校2年生。
シュートが特に上手いわけではナイけど、よく周りが見えているようだ。
細くはないが、逞しくはナイ。

5年計画で、思った通りに行くかどうかは誰も判りません。
でもチャレンジしなければ、絶対に叶わないことですよね。

今回全国へ出てゆくことで、一歩前に進めました。二歩目、三歩目はかなり先とは思うけど、、、

権田くんも、そして慶應高のスタッフにも頑張って欲しいものです。

もっとも一部OBからは反対されているようですが〔笑〕

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